インドカレー屋さんでカレーのお供として出てくるナンは、モチモチで美味しいです。
また、スーパーなどで売られているのもよく見かけるナンですが、食べ切れなかったナンは冷凍保存できるのか気になります。
- 焼いたナンを保存する際に、一番のおすすめは冷凍保存です。
- 空気に触れないようにラップで包んだり冷凍保存袋に入れたりして、冷凍庫で保存することで、約1ヶ月は日持ちします。
- 解凍は、自然解凍した後、オーブンまたはトースターで焼くと、できたての美味しさを味わえます。
- 賞味期限切れのナンでも、状態によっては食べられることもあります。
それでは、ナンは冷凍できるか、日持ちや解凍方法、賞味期限切れのナンは食べられるかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
この記事を参考にしてもらえれば、購入したり手作りしたりしたナンが食べ切れない時でも、慌てて処分しなくても済みますよ。
ナンの冷凍保存方法
ナンを冷凍保存する時には、温かい状態のナンをラップに包んでから冷凍保存袋に入れて保存します。
焼いたナンの保存方法として、冷凍保存の他に常温保存や冷蔵保存もできます。
どの保存もそれぞれ適した場面があるので、3つの保存方法についてお伝えします。
冷凍保存方法
- 温かい状態のナンを、空気に触れないように1枚ずつラップで包んだ後、冷凍用保存袋に入れる。
- 粗熱が取れたら、金属トレイに乗せて冷凍庫に入れる。
この方法で1か月ほど保存できますので、長期間保存したい、可能な限り作った時の食感を楽しみたい、という時におすすめの方法です、
ナンを温かい状態で保存することで、柔らかい食感も保つことができます。
乾燥してしまったナンを冷凍保存すると、解凍時にパサパサになりやすいです。
長期保存でナンが空気に触れて乾燥し、冷凍焼けを起こしてしまうことがあるので、必ずラップに包んでから冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。
常温保存方法
涼しい季節や作ったその日に食べる場合は、常温保存できます。
- 乾燥しないように、ナンをしっかりとラップで包む。
- 高温多湿を避けて、涼しい場所に保存する。
温める時には、常温保存したナンのラップを外して、トースターで温めると美味しく食べられます。
夏場はナンが暑さで傷みやすいので、常温保存は控えた方がよいでしょう。
冷蔵保存方法
日にちを置かずに早めに食べる時には、冷蔵保存でも大丈夫でしょう。
- 空気に触れないように、ナンをしっかりとラップで包む。
- 冷蔵庫に入れる。
食べる際には、ラップを外して電子レンジで20秒ほど温めた後、トースターで2分ほど温めるとよいでしょう。
ナンを冷蔵庫で保存すると乾燥して固くなってしまったり、ナンに含まれる水分からカビが生えてしまったりすることがあるので、あまりおすすめできません。
ナンの日持ち
スーパー等で販売されているナンの日持ちは、
- 冷蔵のナン:1週間ほど
- 冷凍のナン:3~5ヶ月
の記載になっているものが多いようです。
手作りナンの日持ちは、
- 常温保存で1~2日ほど(涼しい時期)
- 冷蔵保存で3~4日ほど
- 冷凍保存で1ヶ月ほど
です。
手作りナンは、焼いたその日に食べるのが一番美味しくいただけますが、多めに作って保存し、後でアレンジして楽しむのもおすすめです。
手作りのナンを保存して美味しくいただくには、ラップに包んで冷凍保存がおすすめです。
冷蔵での保存は、ナンが乾燥して固くなるなど劣化が早いので、できるだけ避けた方がよいでしょう。
ナンの解凍方法
可能な限りできたての食感を再現できる方法は、
- 冷凍したナンを常温か冷蔵庫で自然解凍する
- 霧吹きや指で表面に少し水をかける
- 電子レンジで20秒ほど温める(ナンの厚さやトッピングによって時間を調整する)
- 230℃に予熱したオーブンまたはトースターで2~3分温める
- 風味を出したい場合は、オリーブオイルやバターを塗る
です。
手間はかかりますが、1枚ずつ解凍した方がムラも少なく美味しく解凍できます。
忙しい時には、凍ったままのナンを電子レンジで温めるだけでも食べられますが、固くなってしまうこともあるので、上記の方法がおすすめです。
私は、米粉と豆乳ヨーグルトを使ってナンを作って、そのうちの何枚かを冷凍しました。
上記の方法で実際に解凍してみたところ、外側は焼き目が付いてカリッとして、内側はもちもちとして焼き立てに近い食感で美味しくいただくことができました。
機種によって出力に違いがあるので、様子を見ながら時間を調整してください。
賞味期限切れのナンは食べられる?
賞味期限切れのナンでも、状態によっては食べられることもあります。
ちなみに賞味期限と消費期限の違いは
- 賞味期限は、表示された保存方法で保存した場合に、その食品を美味しく食べることができる期限
- 表示された保存方法で保存した場合に、安心して食べられる期限
となっており、ナンは基本的に「賞味期限」表示です。
なので、賞味期限切れになったからと言って、すぐに食べられなくなるわけではありません。
傷んでいるナンの見極め方
賞味期限切れのナンでも状態によっては食べられる場合もありますが、美味しさが保たれていないことも考えられます。
消費期限ではないからと油断していると、保存状態によっては傷んでいることもあります。
下記のような状態のナンは、食べないで破棄しましょう。
- カビが生えている。
- 濡れたような跡がある。
- 乾燥してカチカチになっている。
食べられない状態のナンとして、代表的なのはカビが生えていることです。
冷蔵庫で保存して湿っぽくなっている場合、そこからカビが繁殖し始めることがあります。
カビの有無を確認する時には、白っぽいカビやうっすらと生えているカビは見えづらいので、明るい所で見るようにしましょう。
カチカチに固くなったナンでも、カビや異臭などの異変が見られなければ、食べても大丈夫な場合が多いです。
湿らせたキッチンペーパーでカチカチになったナンを包み、ラップをして電子レンジで数分加熱すると少し柔らかくなります。
賞味期限が切れたナンを食べる場合は、状態をしっかり確かめて、自己責任で食べてください。
まとめ
ナンは冷凍保存できるか、日持ちや解凍方法、賞味期限切れのナンは食べられるかなどについてお伝えしました。
- 焼いたナンを保存する際の一番のおすすめは冷凍保存。
- 空気に触れないようにラップで包んだり冷凍保存袋に入れたりして、冷凍庫で保存することで、約1ヶ月は日持ちする。
- 解凍方法は、自然解凍した後、オーブンまたはトースターで焼くとできたての美味しさを味わえる。
- 賞味期限切れのナンでも、状態によっては食べられることもある。
ナンはカレーを付けて食べる物と思いがちですが、いろいろな食べ方ができます。
例えば、ナンにケチャップを塗って具材とチーズをのせてトースターで焼くナンピザ、またナンにピザソースやケチャップを塗り、その上に野菜やそぼろとトマトを混ぜたものを乗せ、お好みでチーズをトッピングすればナンタコスになります。
この他にも様々アレンジができるナンを、多めに作ったり購入したりした時には、冷凍保存し無駄にせずに有効活用して、美味しいナン料理を楽しむために、この記事が参考になれば幸いです。
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