ついつい炊き過ぎてしまったご飯、皆さんはどうしていますか?
すぐに冷凍保存する派ですか?
保温のまま、という方も多いのではないでしょうか?
ご飯を炊飯器に入れたまま保温の状態で放置していた場合、メーカーにもよりますが、24時間程度は持ちます。
保温なしで炊飯器に放置した場合は、季節にもよりますが日持ちは半日程度です。
原因はお米についている雑菌にあります。
詳しく見ていきましょう。
保温なしで炊飯器にいれっぱなしのご飯の日持ちはいつまで?
保温なしで炊飯器にいれっぱなしのご飯の日持ちは半日程度です。
これはお米についている「セレウス菌」という菌が大きく関係しています。
この菌自体はどのお米にもついていて、通常通りご飯を洗って食べる分には問題がありません。
ただし一定数以上に繁殖すると、人間の身体にとって有毒なものへと変わります。
しかし10~45℃で繁殖し、保温無しの炊飯器の中の温度である30℃~40℃が一番繁殖が進む温度です。
このセレウス菌は過剰に摂取すると、嘔吐や下痢などの原因になってしまいます。
なので、保温なしの炊飯器でのご飯の保存は控えましょう。
炊飯器のご飯は保温で何日持つ?
炊飯器のご飯は保温では24時間程度は持ちます。
原因は先述したセレウス菌の繁殖によるものです。
保温をしていれば、炊飯器内が高温になるのでセレウス菌の繁殖は保温なしの状態より抑えられますが、それでも1日が限度です。
保温された炊飯器内の温度は一定なので夏も冬も関係ありません。
1日以上保存する場合は、冷凍保存しましょう。
ちなみにご飯は冷蔵保存には向きません。
冷蔵保存だと半日~1日と保温した状態のご飯と同じくらいしか日持ちしないためです。
ご飯の冷凍保存方法について、詳しくは下記の記事でをご覧ください。
上手に冷凍・解凍すれば、日にちが経っても美味しいご飯が味わえますよ。
保温したご飯を美味しく食べるには?
保温したご飯は先にお伝えした期限内であれば食べることができます。
(ただし、メーカーによっても日持ちは異なるので、食べるときは自己責任でお願いします)
でもどうしても保温したご飯と特有の匂いが気になってしまう、というかたも多いのではないでしょうか?
そういうときは簡単なアレンジして美味しくいただきましょう。
簡単なアレンジのおすすめとしては
- チャーハン
- リゾット
- オムライス
- 雑炊
- 混ぜご飯
などがあります。
これなら簡単に作ることが出来る上、保温ご飯も美味しくいただくことができます。
味の濃いおかずとあわせるのもいいですね。
保温ご飯も方法によっては美味しくいただけるんですよ~。
ご飯は腐るとどうなる?
あんまり想像したくありませんが……ご飯が腐るとどうなってしまうのでしょうか?
具体的には下記のような症状が現れます。
- ご飯が黄色に変色する
- 異臭がする
- 水分がなくなり、パサパサになる
- ご飯が異様に硬くなる
- ネバネバしている
これらの症状が出てきてたら、ご飯が腐り始めたサインです。
このような状態になっては食べることはできませんので、残念ですが捨てるしかありません。
こうなる前に美味しくいただきたいものですね。
まとめ
今回は炊飯器にいれたままのご飯の日持ちについて解説しました。
まとめるとこんな感じです。
- 保温なしで炊飯器にいれっぱなしのご飯の日持ちは半日程度
- 保温状態で炊飯器に入れてあるご飯の日持ちは24時間程度
- ご飯は腐ると黄色くなる、異臭がする、ネバネバするなどの異変が現れる
なるべく毎回食べ切れる量のご飯を炊くか、余らせてしまったご飯は冷凍保存するようにしましょう。
ご飯の一粒一粒には神様が宿っているという日本古来の話もあります。
一粒も無駄にせずにいただきたいですね。
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