お子さんはもちろん、大人もみんな大好きなオムライス。
でも上手に作るのって、結構難しいですよね。
特にオムライスの卵がフライパンにくっついてしまって困った、という経験がある方は多いのでないでしょうか。
オムライスの卵がフライパンにくっつくのは、フライパンの温度が低いことや、冷蔵庫から出したばかりの卵を使って調理しているためです。
くっつかない方法としては、テフロン加工されたフライパンを使う、フライパンをしっかり温める、火をとめたらすぐに卵を取り出すなどのコツがあります。
この記事の中で詳しく解説していきますね。
これできれいな、おいしいオムライスが作れるはずです。
オムライスの卵がフライパンにくっつく原因
オムライスの卵はどうしてフライパンにくっついてしまうのでしょうか?
理由を検証してみましょう。
フライパンの温度が低い
フライパンは表面の温度が80℃以下だと、食材がフライパンにくっつきやすくなります。
というのも、フライパンの温度が低いということは油の温度も低いので、油が食材をフライパンにくっつかないようにコーティングするのではなく、具と混ざってしまうからです。
また金属には目には見えませんが、「吸着水」という水分を含んでいます。
この吸着水と食品の水溶性たんぱく質が触れ合い、結合します。
この結合する温度が80℃なのです。
80℃を下回ると、吸着水と食品が結合してしまいます。
吸着水と食品のたんぱく質が混ざり合った状態で加熱すると、食品がフライパンにくっついてしまうわけです。
卵を冷蔵庫から出してすぐ使っている
オムライスをつくるときは、調理を始める前に卵を冷蔵庫から出しておいて、常温に戻しましょう。
そうしないと、せっかく温まっていたフライパンも冷たい卵のせいで温度が下がってしまいます。
オムライスを作る前に卵をしばらく常温で放置しましょう。
オムライスの卵がフライパンにくっつかない方法
では、フライパンに卵はくっつかないようにするにはどうしたらいいんでしょうか?
先に説明したようにフライパンをしっかりと熱するのは必須です。
火を止めたらすぐに卵を取り出す
卵が焼けたらすぐにフライパンから取り出しましょう。
火を止めても余熱で卵は加熱されています。
そのときに出ている水蒸気を使えば、上手にフライパンから卵を取り出すことができます。
ちなみに、チキンライスを卵で包むタイプのオムライスを作る場合は、この段階で手早くチキンライスを包みましょう。
油を多めに使う
油の役割のひとつは食材をコーティングして、フライパンにくっつかないようにするということがあります。
オムライスの卵がくっついた原因は、カロリーなどを気にするあまり、今まで油を使う量が少なかったのかもしれません。
油がフライパン全体にしっかり行き渡る量を使いましょう。
その他、簡単な方法としてはテフロン加工されたフライパンを使うことです。
テフロン加工されたフライパンであれば、卵がくっつくことはありません。
まとめ
今回はオムライスの卵がフライパンにくっつかない方法について解説しました。
簡単に大切なポイントをおさらいしたいと思います。
- フライパンはしっかり熱してから、調理する(80℃以上)
- 卵は調理前に冷蔵庫から取り出し、しばらく常温で放置、常温に戻してから使う
- テフロン加工されたフライパンを使う
- 火をとめたら、すぐに水蒸気の力を使ってすぐに卵を取り出す
- 油を多めに入れる
このポイントを守れば、フライパンが卵とくっつくことはなくなるはずです。
きっと美味しいオムライスをつくることができるでしょう。
あとは慣れも大きいポイントなので、失敗を恐れずにどんどん作って上達しましょう。
皆さんがきれいでおいしいオムライスを作れますように。
コメント