ほうれん草を鍋に入れるときはそのままでいい?アク抜きはどうする? | 横浜独女のつれづれブログ

ほうれん草を鍋に入れるときはそのままでいい?アク抜きはどうする?

ほうれん草 鍋 そのまま ほうれん草

ほうれん草は、アク抜きせず鍋にそのまま入れても大丈夫です。

鍋に入れるときに、ほうれん草のアク抜きは絶対に必要という訳ではありません。

しかし、アクが気になる場合は、ボウルにお湯を張りほうれん草をサッとくぐらせると、軽くアク抜きができます。

それでは、ほうれん草を鍋に入れるときはそのままでいいか、アク抜きはどうするかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。


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ほうれん草を鍋にそのまま入れて大丈夫?

ほうれん草 鍋 そのまま

ほうれん草は、アク抜きせず鍋にそのまま入れても大丈夫です。

ほうれん草といえばアク抜きをしなけらばならないと思う方もいると思います。

ほうれん草のアクは、おひたしで食べたときにえぐみを感じたり、結石の原因となるシュウ酸が含まれているため、気になる方も多いと思います。

しかし、ほうれん草をそのまま鍋に入れても味にはほとんど影響はなく、シュウ酸もカルシウムと一緒に摂取すれば、人体に無害な「シュウ酸カルシウム」という成分へと変化します。

過去に胆石の痛みを経験したことのある方や、胆石ができやすい体質の方など、どうしても気になるという方以外は、特にアク抜きにこだわる必要はなさそうです。

ほうれん草を鍋にそのまま入れるメリット

ほうれん草を鍋にそのまま入れるメリットは、

  • 手間がかからない
  • 風味や栄養素を逃さない
  • 彩りを加えられる

です。

手間がかからない

ほうれん草を鍋にそのまま入れる一番のメリットは、手間がかからないことです。

忙しい時や手軽に料理したいと思う時には、下茹でやアク抜きを省けるのでとても便利です。

風味や栄養素を逃さない

ほうれん草を鍋にそのままい入れることで、ほうれん草の風味や栄養素を逃がさずに食することができます。

ほうれん草にはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていますが、熱に弱い物や水に溶け出してしまう性質の物もあります。

下茹でやアク抜きの過程を省いてそのまま鍋に入れることで、これらの栄養素の流出を防いで摂取することができます。

彩りを加えられる

ほうれん草を鍋にそのまま入れると、鮮やかな緑色が鍋料理の見た目を華やかにしてくれます。

ほうれん草を鍋にそのまま入れる時に注意した方がよいこと

ほうれん草を鍋にそのまま入れる時に知っておいた方がよいことは、

  • ほうれん草に含まれるシュウ酸
  • ほうれん草は熱に弱い

です。

ほうれん草に含まれるシュウ酸

前述のように、ほうれん草にはシュウ酸が含まれていてカルシウムと結び付きやすい性質があり、鍋にそのまま入れることで、鍋の中の食材に含まれるカルシウムを奪ってしまう心配があります。

しかし、シュウ酸とカルシウムが結びつくと、人体に無害なシュウ酸カルシウムに変化し便として排泄されるので、有害なシュウ酸の吸収を減らすことができます。

ほうれん草は熱に弱い

ほうれん草を鍋にそのまま入れる場合は、入れる順番に注意する必要があります。

ほうれん草は下茹でしてアク抜きをしなくてもそのまま鍋に入れることができますが、とても熱に弱いので長い時間加熱すると、ほうれん草独特の彩や食感が失われてしまいます。

ほうれん草を鍋にそのまま入れる際は、軽く火を通す程度で大丈夫なので、最後に入れるとよいでしょう。

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ほうれん草の下処理の方法

ほうれん草 鍋 そのまま

ほうれん草の下処理方法として、

  • お湯で茹でる方法
  • 電子レンジを使う方法

についてお伝えします。

お湯で茹でる方法

  1. ほうれん草を水を張ったボールに浸けるなどしてしっかり洗って、残っている土などの汚れを洗い流す。
  2. ほうれん草は切らずに、根元に軽く十字に切り込みを入れる。
  3. 多めの水に塩を少し入れて、沸騰されておく(水1Lに塩小さじ2が目安)。
  4. ほうれん草の根元の部分だけ、お湯に入れ30秒茹でる。
  5. ほうれん草全体を入れて、上下30秒ずつ茹でる。
  6. 茹ったら、すばやく冷水にとり、2~3分水にさらして冷ます(長く水に浸け過ぎると、水溶性のビタミン類が、多く溶けてしまうので、注意が必要です)。
  7. 冷めたら、握るようにして水気をしっかりと絞って、好みの長さに切る。

ほうれん草を下茹でする段階で細かく切ってしまうと、後に加熱調理した時に、見た目もクタっとして食べ応えがなくなってしまいます。

上記の茹で時間は、柔らかい食感を好まれる方や小さい子どもや高齢者向きで、シャキッとした食感も少し残り、ほうれん草の甘みも引き出されます。

普通の硬さや、やや硬めの茹で加減を好まれる方は、上記の茹で時間を茎30秒茹でた後、葉を10秒~20秒茹でるようにするとよいでしょう。

葉も茎もシャキッとした食感で、見た目もきれいです。

お浸しや和え物、スープや炒め物など、いろいろな料理に使うことができます。

電子レンジを使う方法

忙しいときは、電子レンジを使って下処理をする方法もあります。

  1. ほうれん草をよく洗ってから、根元に十字に切り込みを入れる。
  2. 水気は切らずにラップの上に互い違いに置く。
  3. ラップで包んだら電子レンジ600Wで1~2分ほど加熱します(時間の目安は、1/2束で1分、1束で1分30秒~2分です。様子を見ながら加減してください。)
  4. ラップごと冷水に入れてさらす。
  5. 粗熱が取れて手で触れるくらいになったら、ラップを外す。
  6. 水に数分浸した後、水気をしっかり絞って、好みの長さに切る。

ほうれん草を電子レンジで加熱することで、手軽に調理でき、水溶性の栄養素も溶け出さずに摂ることができます。

しかし、お湯で茹でるよりアクが抜けにくいと言われています。

なぜほうれん草はアク抜きをするの?

シュウ酸が少なくなるように作られているサラダ向きのほうれん草もあります。

ほうれん草のえぐみが好きという方や、その風味を活かした料理もありますが、家庭で生食可能と書いてないほうれん草を使った料理をするときは、一般的にアク抜きをしてえぐみをとった方が使いやすいと言われています。

えぐみの正体はほうれん草に含まれるシュウ酸という物質で、これがえぐみのあるアクの原因となります。

このアクは、茹でて冷水に浸けることにより抜くことが可能です。

おひたしなどで食べるときは、えぐみを感じやすいので、アク抜きをした方がよいでしょう。

また、「ほうれん草を食べると結石になる」とよく言われますが、それが気になる方は、ちりめんじゃこや牛乳などカルシウムを多く含む食品を、一緒に摂取することで結石予防になります。

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おすすめほうれん草レシピ

ほうれん草 鍋 そのまま

ほうれん草のおすすめレシピとして、常夜鍋をお伝えします。

常夜鍋レシピ

【材料】

  • ほうれん草   1把
  • 豚肉      200g
  • 豆腐      300g
  • 水       1000㏄
  • 顆粒だし    少々
  • しょう油    大さじ1と1/2
  • 塩       少々
  • 酒       大さじ1

【作り方】

  1. ほうれん草の根元に、十字に切り込みを入れる。
  2. 流水で土をよく洗い流してから、2等分にする。
  3. 豆腐、豚肉を切る。
  4. 水と調味料を土鍋に入れて火にかける。
  5. 沸騰したらほうれん草の根元の部分と豚肉を入れ、肉に火が通ったら豆腐、ほうれん草の葉の部分を入れる。
  6. ほうれん草がしんなりしたらできあがり!
  7. ポン酢を付けていただく。

ほうれん草の常夜鍋は、ほうれん草のしゃぶしゃぶとも言われているので、茹で過ぎないように短時間でサッと火を通すのが、美味しく食べるコツです。

ほうれん草を鍋に入れる際、アクが気になる場合は、ボウルにお湯を張りほうれん草をサッとくぐらせることで、一部取り除くことができます。

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まとめ

ほうれん草を鍋に入れるときはそのままでいいか、アク抜きはどうするかなどについて、お伝えしました。

  • ほうれん草は、アク抜きせず鍋にそのまま入れても大丈夫。
  • 鍋に入れるときに、ほうれん草のアク抜きは絶対に必要という訳ではない。
  • アクが気になる場合は、ボウルにお湯を張りほうれん草をサッとくぐらせると、軽くアク抜きができる。

ほうれん草を鍋にそのまま入れることで、ビタミンやミネラルなどの栄養素を失わずに摂取できる上に、食感や色味もよく、手軽に本来の美味しさを味わうことができます。

この記事を参考に、ほうれん草を使って栄養豊富な鍋料理を楽しんでもらえたらうれしいです。

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