ほうれん草は、鮮やかな緑色でお料理やお弁当に彩りを添えてくれる野菜ですよ。
そんなほうれん草ですが、鍋に入れるときはアク抜きせずにそのまま入れていいのか気になりますよね。
鍋に入れるときにほうれん草のアク抜きは絶対に必要という訳ではありません。
アク抜きも含めた、ほうれん草の下処理はとても簡単です。
洗ったほうれん草を根本から先に茹でて、そのあと全体を茹でます。
そして水に浸してアクを抜いたら、握るようにしてしっかりと水気をきるだけです。
今回は、ほうれん草を鍋に入れるときの下処理方法や、アク抜きの必要性などについてご説明しています。
ほうれん草を鍋にそのまま入れて大丈夫?
ほうれん草は、アク抜きせず鍋にそのまま入れても大丈夫です。
ほうれん草といえばアク抜きをしなけらばならないと思う方もいるかと思います。
ほうれん草のアクは、おひたしで食べたときにえぐみを感じたり、結石の原因となるシュウ酸が含まれているため、気になる方も多いと思います。
しかし、ほうれん草をそのまま鍋に入れても味にはほとんど影響はなく、シュウ酸もカルシウムと一緒に摂取すれば、人体に無害な「シュウ酸カルシウム」という成分へと変化します。
過去に胆石の痛みを経験したことのある方や、胆石ができやすい体質の方など、どうしても気になるという方以外は、特にアク抜きにこだわる必要はなさそうです。
ほうれん草の下処理の方法
ほうれん草の下処理の方法は下記の通りです。
しっかりと下ごしらえをして、美味しくほうれん草をいただきましょう。
- ほうれん草は切らずに、根元に軽く切り込みを入れ、残っている土などの汚れを洗い流す
- 多めの水に塩を少し入れて沸騰されておく
- ほうれん草の根元の部分だけ、お湯に入れ1分茹でる
- ほうれん草全体を入れて、上下30秒ずつ茹でる
- 茹ったら、すばやく冷水にとり冷ます
- 十分に冷めたら水気を握るようにしてしっかりと絞る
忙しいときは電子レンジを使って下処理をする方法もあります。
ほうれん草を4~5㎝に切り、洗ってから濡れたまま耐熱容器に入れてラップをします。
ほうれん草一束なら3分程度加熱します。
これで完了です。
水溶性の栄養素も溶けださずに摂ることができますよ。
なぜほうれん草はアク抜きをするの?
実はほうれん草はそのまま生でも食べることのできる野菜です。
しかし生のほうれん草には独特のえぐみがあります。
それが好きという方や、その風味を活かした料理もありますが、家庭でほうれん草を使った料理をするときは、アク抜きをしてえぐみをとった方が使いやすいです。
えぐみの正体はほうれん草に含まれる、シュウ酸という物質でこれがえぐみのあるアクの原因となります。
このアクは茹でて冷水に浸けることにより抜くことが可能です。
おひたしなどで食べるときは、えぐみを感じやすいので、気なる場合はアク抜きをした方がいいでしょう。
また、「ほうれん草を食べると結石になる」とよく言われますが、それが気になる方は、ちりめんじゃこや牛乳などカルシウムを多く含む食品を一緒に摂取すると結石予防になりますよ。
おすすめほうれん草レシピ
常夜鍋レシピ
【材料】
- ほうれん草 1把
- 豚肉 200g
- 豆腐 300g
- 水 1000㏄
- 顆粒だし 少々
- しょう油 大さじ1と1/2
- 塩 少々
- 酒 大さじ1
【作り方】
- ほうれん草はよく洗ってざく切りにする
- 豆腐、豚肉を切る
- 水と調味料を土鍋に入れて火にかける
- 沸騰したらほうれん草の根っこの部分と豚肉をまず入れ、肉に火が通ったら豆腐、ほうれん草の葉の部分を入れる
- ほうれん草がしんなりしたらできあがり!
まとめ
今回の記事ではほうれん草の下処理について、ご説明しました。
色々とお話しましたが、大事なポイントをまとめてみます。
- ほうれん草は鍋を鍋に入れる時はそのままでも大丈夫(気になる場合は下茹でをしてもOK)
- アク抜きの方法は洗ったほうれん草を始めは根本だけ茹でてから、全体を茹で、冷水に浸し、水気を切る
下処理を済ませたほうれん草があれば、ご飯を作るときにも時短になって便利ですよね。
上手にほうれん草を使いこなしてくださいね。
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