鶏肉の臭みを取るには
- 塩を使う
- 料理酒を使う
- 熱湯をかける
といった方法があります。
また鶏肉の臭みの原因として次のようなものが考えられます。
- 鶏がこれまで食べてきたエサの臭いが鶏肉に染み出た
- 冷蔵庫で保存しているときに他の様々な食品の臭いが移った
- 脂質の酸化によって起こる酸化臭
この記事では、鶏肉の臭みを取るための下処理方法や臭みの原因、また、鶏肉がただ臭いだけなのかそれとも腐っているのか、その違いについても見ていきます。
鶏肉の臭み取りの方法
塩を使う
塩の持つ力で鶏肉の中の臭みを浮かしだす方法です。
- 塩を鶏肉全体に振りかけ、表面に塩を塗り込む
- 10分ほど放置
- 水洗い
この方法で、塩の脱水作用により臭み成分や古くなった油が肉の外へと浮かび出てきます。
水で洗い流す代わりに、キッチンペーパーで拭いてもOKです。
鶏肉が水っぽくなるのが気になる方は、キッチンペーパーで拭きましょう。
料理酒を使う
- パッドに鶏肉を並べ、その上から料理酒を振りかける(胸肉1枚なら大さじ2杯が目安)
- 20分ほど放置する
- 調理するときに水分を軽く拭き取る
鶏肉の持つ保湿性が高まり、しっとりと柔らかくジューシーな仕上がりになりますよ。
熱湯をかける
鶏肉を鍋に入れ、50℃くらいのお湯をかけて2~3分放置する。
しっかりと下処理をしておけば、調理後に鶏肉の臭みが気になるということはなくなります。
それだけ下処理での臭み取りは大切なので、しっかりと行いましょう。
また鶏肉を冷凍する場合は、下処理でしっかり臭みをとってから冷凍しましょう。
鶏肉の臭みの原因
鶏肉自体が臭い
鶏がこれまで食べてきたエサの臭いが鶏肉に染み出ることによって、それが鶏肉独特の臭みになっています。
特に、ブロイラーや海外産の鶏肉にはその影響がよく見られるそうです。
冷蔵庫内での匂い移り
冷蔵庫で保存しているときに、庫内の他の食品の臭いが移ることでそれが臭みになります。
余り臭いの強いものと一緒に置くのを避けたり、ジップロックなどの密封容器に入れて、物理的に他の匂いとの接触を断ちましょう。
脂質の酸化によって起こる酸化臭
鶏肉を含め肉は、脂肪分の酸化によって「酸化臭」という匂いを発するようになるそうです。
鶏肉は身と皮の間に脂肪が多くあるので、皮を切り取っておくと酸化を抑えることができるて、臭み対策になります。
特に手羽先、鶏もも肉などは脂肪が多いので、それらを使用するときは脂肪をしっかり取り除いておくとよいです。
腐った鶏肉と違いは?
腐った鶏肉の臭いと、普通の臭みのついた鶏肉の臭いは違います。
腐った鶏肉は硫黄のような、卵の腐ったような臭いがします。
明らかに鶏肉の臭みとは違う臭いなので注意しましょう。
あとは買ってからの日数も参考にするといいです。
まとめ
- 鶏肉の臭みは、塩を揉みこむ、料理酒を掛ける
- 熱湯をかける
- 鶏肉の臭いの原因は、鶏が食べたエサの臭いが染みついた鶏肉自身が持つ臭い、買った後冷蔵庫に入れた際に庫内の食材の臭いが移った、酸化による異臭など
- 硫黄のような臭いがした場合は、腐っている恐れがある
ていねいに下処理すれば、鶏肉の嫌な臭いはきれいにとることができます。
しっかりした処理をして、美味しい鶏肉料理を作ってください。
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