炊飯器でご飯を炊いていたら、炊き込みご飯でもないのに茶色や赤色に変色していた、なんて経験ありませんか?
また炊いたご飯は妙にネバネバしていた……なんて経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
炊飯器で炊いたご飯は茶色や赤色に変色していた場合、それは焦げによるものが多いので、味や風味は落ちますが、食べること自体はできます。
ただし変な臭いがする、味が明らかにおかしいなどいう場合は、食べるのをやめたほうが無難です。
変色の原因は、お米が古い、炊飯器の寿命、エクアドル茶米菌による可能性が高いです。
ネバネバしたご飯は必ずしも腐っているとは限りません。
詳しくは生地の中で解説していますが、これを読めばもう変色したご飯に悩まされることはありません。
炊飯器で炊いたときの変色の原因は?
炊飯器で炊いたときの変色の原因は何でしょうか?
いくつか考えられます。
お米が古い
お米が古いと洗ってもぬかが残りやすく、米に残ったぬかが加熱によって変色したということが原因のひとつとして考えられます。
古いお米を使うときはよく研ぎましょう。
また古いお米は乾燥のため、割れやすいです。
割れた箇所からデンプンが溶け出し、焦げて茶色いご飯になることもあります。
炊飯器の寿命
一般的に炊飯器の寿命は3~5年と言われています。
これを超えるとご飯を炊く際に熱が均一に行きわたらず、茶色く焦げるところが出てくることもあります。
また内側のパッキンも傷んでくると、圧力が抜けてしまい内部の温度が下がりやすくなるため、加熱時間が長くなり、結果としてご飯が茶色く焦げてしまうことがあります。
エクアドル茶米菌
まれにお米に混じっている土に含まれる枯草菌です。
空気中にも浮遊しています。
この菌がついたお米を炊くと、ご飯は茶色に変色します。
毒性のある菌ではないとのことで、このまま食べても問題はありません。
ネバネバは腐ってる?
炊いたご飯がネバネバしている場合、そのご飯は腐っているのでしょうか?
確かにネバネバしているかは、腐っているかどうかの目安ではありますが、必ずしも腐っているとは限りません。
炊飯時に水が多過ぎた、炊きあがったご飯をすぐに解していない場合もネバネバしたご飯の原因になります。
腐っているかどうかは、炊いてからの経過時間、色や味のの変化など総合的に見て判断しましょう。
ただし、判断がつかない場合や不安な場合は食べないほうが無難です。
変色やネバネバを防ぐ方法
では変色やネバネバを防いで美味しいご飯を炊くにはどうしたらいいでしょうか?
正しい方法で炊飯する
基本ではありますが、とても大切なことです。
新鮮なお米を使う、しっかりと水の量を測って入れる、きちんと手入れした炊飯器を使うなど基本を守ることが、美味しいご飯を炊くことに繋がります。
特に炊飯器の手入れに注意!
炊飯器の手入れとなると内窯に意識が向きがちですが、パッキン部分もとても大切な箇所の上、米粒などで汚れやすいポイントです。
パッキンに汚れがあると、炊飯器の底にあるセンサーの不具合へと繋がり、内ブタの水滴が増え、ネバネバした炊きあがりになってしまいます。
炊飯器のお手入れのときは、パッキンもきちんと掃除しましょう。
まとめ
今回は茶色く炊きあがったご飯について解説しました。
最後に大切なポイントを簡単にまとめてみます。
- 炊飯器でご飯を炊いたときの変色の原因は、お米が古い、炊飯器の寿命、エクアドル茶米菌による可能性が高い
- ネバネバしたご飯は必ずしも腐っているとは限らない。状況を総合的にみて判断する(不安なら食べない方が無難)
- 変色やネバネバを防ぐには、正しい方法で炊飯する、炊飯器をしっかりと手入れすることが大事
これでもう変色したご飯に悩まされることはないかと思います。
コメント