親子丼を作り置きした場合の日持ちは、冷蔵庫で2~3日ほど、冷凍庫で2週間ほどです。
冷蔵・冷凍どちらの場合も、卵は入れる前の状態で保存することをおすすめします。
常温だとほとんど日持ちせず、次の日まで持たせるのは難しいでしょう。
作り置きした親子丼を温め直すには、親子丼の具をフライパンや鍋で温めてから、溶いた卵を入れると出来立てに近い親子丼が楽しめます。
それでは、親子丼の冷蔵・冷凍・常温での日持ちはどれくらいか、作り置きの方法などについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
親子丼の保存方法と日持ち
親子丼は冷蔵庫で2~3日ほど、冷凍庫で2週間ほど保存できます。
冷蔵・冷凍どちらの場合も、卵は入れる前の状態で保存することをおすすめします。
親子丼の常温での保存は、日持ちしないので止めた方がよいです。
卵は、夏場でも冷蔵庫で保存して14日ほどの賞味期限がありますが、割ったり、親子丼や茹で卵などに調理したりした場合は、細菌が繁殖しやすくなって日持ちしなくなります。
親子丼の卵が半熟の場合は、冷蔵庫で保存して2時間以内に食べ切るようにするとよいでしょう。
親子丼の冷蔵庫での保存方法と日持ち
親子丼の冷蔵庫での保存方法は、下記のようになります。
- 鶏肉、玉ねぎ、人参などの親子丼の具材を切る。
- 切った具材をフライパンや鍋で炒めて、親子丼の具を作る。
- 具の粗熱を取って、常温くらいまで冷ます。
- 粗熱を取った具と出汁を1食分ずつ、密閉できる保存袋または密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
親子丼を冷蔵保存する時の注意点
- 冷蔵保存するときのポイントは、具の劣化を防ぐために空気に触れさせないこと。
- 丼物は、ご飯が具の汁気を吸って傷みやすくなるので、具とご飯は分けて保存する。
- 冷蔵庫で保存する際は、温度変化を受けにくい冷蔵庫の奥の方またはチルド室で保存し、3日以内に食べ切るようにするとよい。
- 食べかけの親子丼の場合は、ラップをして冷蔵庫に入れても半日以内に食べ切る。
食べかけの親子丼の場合、どうしても口の中の常在菌が親子丼に移ってしまい、冷蔵庫に入れて置いても傷みやすくなってしまいます。
食べる時に万が一変な臭いがしたり、妙にパサパサした食感だったりなど違和感を感じたら、傷んでいる可能性があるので、残念ですが処分しましょう。
前日の親子丼の作り置き
前日に作った親子丼を次の日のお弁当に入れたい場合は、ご飯と具を別々にして持って行くとよいでしょう。
ただし、下記のことをしっかり守ることが大切です。
- 卵にしっかり火を通す
- 汁気をできるだけ少なくする
- よく冷ましてから、お弁当の蓋をする
- 保冷剤や保冷バックを使って、冷たい状態を保つ
このことを守ることで、食中毒になるリスクを減らすことができます。
親子丼の冷凍での保存方法と日持ち
親子丼の冷凍庫での保存方法は、下記のようになります。
- 鶏肉、玉ねぎ、人参などの親子丼の具材を切る。
- 切った具材をフライパンや鍋で炒めて、親子丼の具を作る。
- 具の粗熱を取って、常温くらいまで冷ます。
- 粗熱を取った具と出汁を1食分ずつ、冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する。
- 解凍する時には、レンジで解凍した後鍋に移して、溶いた卵を流し入れて、ご飯の上に乗せる。
親子丼を冷凍保存する時の注意点
- 親子丼の卵は、解凍後に入れる。
- 親子丼をご飯にかけてから冷凍すると、ご飯の解凍がうまくできないだけでなく、雑菌の繁殖も防げないので、おすすめできない。
- 具材をご飯にかけてしまった場合は、冷凍せずにラップをしてから冷蔵庫に入れて、翌日までに食べ切った方がよい。
この具のみ冷凍する方法で、2週間ほど保存できます。
ネット上には、「親子丼の具をを冷凍保存することで、1ヶ月保存できる。」という意見もありましたが、食べる前には、傷んでいないか見た目や臭いなどを確認し、なるべく早く食べ切ることをおすすめします。
親子丼の常温での保存と日持ち
親子丼の常温での保存は、ほとんど日持ちしないので止めた方がよいです。
親子丼を常温で保存することで、雑菌が繁殖し傷んでしまいます。
特に夏場は、常温に1~2時間放置するだけでも、傷んでしまうこともあるので注意が必要です。
卵の危険性
親子丼に使われている卵には、サルモネラ菌が含まれている可能性があり、少量でも食中毒を起こしてしまう可能性がある菌です。
親子丼を常温で置いておくとあっという間に繁殖して、食中毒を引き起こす原因になりかねません。
サルモネラ菌は熱に弱いので、調理して十分な加熱をすると死滅するそうです。
卵の賞味期限は、卵を生で食べられる期間のことです。
親子丼を作る際、半熟で仕上げたい場合は、、賞味期限内の卵であることを確認することが必要です。
親子丼の卵が半熟の場合は、冷蔵庫で保存しても2時間以内が目安と言われています。
期限が少しでも過ぎた卵を使用する場合は、しっかり加熱した方が安心して食べられます。
親子丼の温め直し方
親子丼の温め直し方について、
- 冷蔵の場合
- 冷凍の場合
に分けてお伝えします。
冷蔵・冷凍どちらの場合も、卵は入れる前の状態で保存してある親子丼の温め直し方です。
冷蔵の場合
- フライパンや鍋で、作り置きしてある親子丼の具を温める。
- 煮立ったら、溶いた卵を加える。
- 温めたご飯の上に乗せる。
少々手間がかかりますが、作り置きとは思えない作りたてに近い美味しさを味わうことができます。
冷凍の場合
- 食べる前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移す。
- 解凍した親子丼の具を、フライパンや鍋に移してしっかりと温める。
- 煮立ったら、溶いた卵を加える。
- 温めたご飯の上に乗せる。
急いでいる場合は、冷凍してある具を電子レンジで半解凍してからフライパンや鍋に移しても大丈夫です。
具と卵を別に保存しておけば、冷凍でも半熟状態の美味しい親子丼をいただけます。
しかし、半熟卵はとにかく傷みやすいので、温め直したらすぐに食べるようにしてください。
まとめ
親子丼の冷蔵・冷凍・常温での日持ちはどれくらいか、作り置きの方法などについて、お伝えしました。
- 親子丼を作り置きした場合の日持ちは、冷蔵庫で2~3日ほど、冷凍庫で2週間ほど。
- 冷蔵・冷凍どちらの場合も、卵は入れる前の状態で保存することをおすすめする。
- 常温だとほとんど日持ちせず、次の日まで持たせるのは難しい。
- 作り置きした親子丼を温め直すには、親子丼の具をフライパンや鍋で温めてから、溶いた卵を入れると出来立てに近い親子丼が楽しめる。
親子丼には、タンパク質、ビタミンB群、モリブデンなどの栄養がが含まれていて、免疫力アップ、疲労回復、癌予防などの健康効果が期待できるそうです。
健康的で美味しい親子丼を安心して食べられるように、この記事が参考になればうれしいです。
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