おひつなんて、昔の道具だと思っていませんか?
実は今、静かなブームなんですよ。
ご飯はおひつで夏場に何日くらい日持ちするんでしょうか?
答えはだいたい12時間くらい、約半日です。
やはり夏場だと残念ながらそれほど日持ちはしません。
そんなおひつにも使い方にコツがあり、初めて使用するときは「アク抜き」と呼ばれる手間を加えると、よりおいしくご飯をいただけるようになります。
今回はおひつ入れたご飯の日持ちや、上手な使い方、そしておひつに入れるとご飯が美味しくなる理由についてもご紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めて、おひつを使いこなせるようになりましょう。
ご飯は夏場におひつだと何日くらい日持ちする?
ご飯を夏場におひつで常温保存した場合の保存期間は、約半日程度です。
やはり室温が高くなる夏場はそんなには持ちませんね。
もしこの期間内でも異臭がするなど、ご飯が傷んでいる様子があればそのご飯は食べないことをおすすすめします。
もっと日持ちさせたい!という場合には、陶器製のおひつがおすすめです。
木のおひつと同様にご飯を美味しく保存してくれるだけでなく、冷蔵庫にいれても大丈夫ですし、ものによっては電子レンジも使えるという優れものです。
陶器製のおひつも木とは別の味わいがあって、いいですよ。
おひつを使うとご飯が美味しくなる?
木のおひつに入ったご飯を食べると、炊飯器のご飯より美味しいような気がしませんか。
その秘密は木の吸湿性にあります。
炊き立てのご飯をいれると、木が余分な水分を吸ってくれます。
そして木の内部で水分は保たれ、木は水分を吸ったり吐いたりすることで、おひつの中の湿度は一定に保たれます。
この作用により、ご飯のほどよい水分バランスが保たれて、一層美味しくなるのです。
おひつの代用品って?
おひつが欲しいけど、ちゃんと使えるかわからない、とりあえずあるもので代用したいと言う方もいらっしゃると思います。
そんな場合はおうちにあるこんなものが代用品になると思いますよ。
- フタ付きの容器
- 曲げわっぱのお弁当箱
- フタ付きの寿司桶
- 土鍋
- ホーローの保存容器
これらのもので試してみて、自分の生活スタイルに会いそうだったら、買ってみるというのもいいかもしれませんね。
おひつの上手な使いかた
おひつの上手な使い方とはどんな使い方でしょうか?
実はただご飯を入れるだけではありません。
はじめておひつを使うとき
まず、初めておひつを使うときは「アク抜き」をしなくてはいけません。
方法はこんな感じです。
- 米のとぎ汁でおひつを満たし、そのまま3時間程度放置しておく
- とぎ汁を捨てて水洗いする
- 風通しのよい日陰で干して乾かす
これを行うことにより、ご飯に強すぎる木の香りが移るのを防ぐことができます。
普段の使い方
では、さっそくご飯を入れておひつを使ってみましょう!
でもご飯を入れる前にやることがあります。
乾いたおひつにそのままご飯を入れると、おひつにご飯がこびりついてしまいます。
なので、使う前に濡れた布巾などでサッと拭いて、おひつの中を湿らせましょう。
このひと手間で、ご飯のこびりつきを防止できます。
また炊き立てご飯をおひつに入れたら、本体とフタの間に乾いた布巾を挟みましょう。
これで布巾が余分な湿気を吸ってくれて、蒸気で蒸れることはありません。
おひつ専用の布巾を用意しておくといいかもしれません。
まとめ
今回はおひつについて、様々なことをお伝えしました。
今回の記事の大切なポイントをまとめてみます。
- 夏場にご飯をおひつで入れた場合、日持ちは半日程度
- 半日以内でも異臭がするなど、異変が感じられた場合はそのご飯は食べない
- おひつに入れたご飯は木の吸湿性によって美味しくなる
- はじめておひつを使うときは「アク抜き」が必要
- ご飯をおひつに入れる前に、内部を濡らしておくと米が付きにくい
これできっとあなたもおひつマスター!炊飯器でずっと保温のまま置いておくより、ずっと美味しいご飯が食べることができるかと思います。
ぜひおひつを使いこなして、美味しいご飯を召し上がってくださいね~!
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