ハンバーグは、子どもはもちろん、大人も大好きなメニューの一つと言えるでしょう。
しかし、いざハンバーグを作ろうと思ったら、「パン粉がない。パン粉の代わりになるものはないかしら。」ということもありますよね。
- ハンバーグはパン粉がなくても、代わりになるものを使えば、ジューシーで美味しいハンバーグが作れます。
- パン粉の代わりに、片栗粉、食パン、お麩、高野豆腐、おから、などでもハンバーグは作れます。
それでは、ハンバーグはパン粉なしで作るとどうなるか、パン粉の代わりに片栗粉でも大丈夫かなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
ハンバーグを作ろうと楽しみにしていたけれど、パン粉がないので作るのを諦めたことがある方、用意した挽肉を使って、パン粉なしの美味しいハンバーグが作れますので、是非この記事を参考にしてください。
ハンバーグはパン粉なしだとどうなる?
パン粉なしでも、代わりになるものを使えば、ジューシーで美味しいハンバーグが作れます。
欧米で作られているハンバーグはパン粉なしが多く、好みの違いはありますが、肉の硬く感じられ、舌触りが良くないと感じることも多いそうです。
ハンバーグにパン粉を使う理由
ハンバーグのパン粉は、
- 材料をまとめやすくする
- 柔らかく仕上げる
などの役割を果たしています。
材料をまとめやすくする
パン粉はつなぎの役割をするので、材料をまとめやすくしてくれます。
肉だけでは成型の際ボロボロと崩れやすいので、パン粉が具材を上手くまとめてくれます。
柔らかく仕上げる
パン粉が余分な肉汁を吸ってくれるので、肉汁が流れ出しにくくなり、ふわふわとしたジューシーな仕上がりになります。
パン粉がない!代わりに片栗粉でも作れる?
パン粉の代わりに、片栗粉でもハンバーグは作れます。
片栗粉を具材と一緒に混ぜる方法と、焼く時に片栗粉をまぶす方法があります。
片栗粉を具材と一緒に混ぜる
片栗粉を使うことにより、具材がまとまりやすくなります。
「食べた時の食感のパサつきがなく滑らかで、柔らかくなるので、パン粉が家にあっても片栗粉を入れる。」という意見もありました。
入れすぎると肉感が損なわれるので、適度に入れるのがコツです。
パサつきがないので、子どもでも食べやすいでしょう。
焼く時に、片栗粉をまぶす
肉などの具材につなぎとして混ぜ込むだけではなく、まとめた肉だねに片栗粉をまぶして焼くという方法もあります。
挽肉や玉ねぎなどの具材のジューシーな汁を逃げないように閉じ込めることができるので、舌触りがよく、ソースの絡まりも良くなるという利点もあります。
パン粉も片栗粉もない!代用できるものはある?
ハンバーグを作る時に、パン粉なし、片栗粉なしでも代用できるものはあります。
代用品として考えられる
- 食パン
- お麩
- 高野豆腐
- おから
の4つについてお伝えします。
食パン
パン粉はパンの粉ですから、細かくすればパン粉の代用になります。
食パンはフードプロセッサーで細かくするか、冷凍したパンをおろし器ですりおろすかすることで、パン粉になります。
スーパーなどにも生パン粉が販売されていますが、食パンで作るパン粉は、それと同様に生パン粉です。
また、食パンを細かくちぎって牛乳に浸して柔らかくしたものを、肉だねに混ぜ込んで使う方法もあります。
私は、パン粉を購入しても使い切れずに、賞味期限切れになってしまうことがありました。
そこで思いついたのが、冷凍した食パンを、おろし器ですりおろしたパン粉を使用することでした。
パンは食パンの他にもロールパンを使用することもあり、ロールパンの方が食パンよりきめの細かいパン粉になります。
フランスパンのような固いパンでも細かくして使うので、大丈夫です。
お麩
お麩もパン粉の代用にすることができます。
ハンバーグのつなぎとして使う場合、お麩は無味無臭で保水力が高いので、肉の味に影響なく、肉汁を閉じ込めてくれるので、パン粉より適しているとも言えるのではないでしょうか。
麩もパン粉同様にフードプロセッサーで砕いたり、おろし器でおろしたりして混ぜ込めば使えます。
私は、豆乳(牛乳でも可)に麩を浸してから細かくして、肉だねに混ぜ込みましたが、滑らかな食感のハンバーグになりました。
高野豆腐
乾物の高野豆腐を常備している家庭も多いと思いますが、高野豆腐もパン粉の代用として使えます。
乾燥した高野豆腐を細かく砕くか、水で戻したものをよく絞り細かくして混ぜるとよいでしょう。
高野豆腐が肉の旨味と混ざり、ジューシーなハンバーグになるので、高野豆腐のパサパサ感が苦手という人でも、食感も気にならず、高野豆腐の栄養素を摂り入れることができます。
おから
おからは、おからパウダーがパン粉の代用になりますが、生おからでもそのまま混ぜ込んで使えます。
またおからの煮物をそのままパン粉の代用として使うことで、いつもと違った五目ハンバーグになります。
おからは大豆から豆腐を製造する際の搾りかすなので、食物繊維も豊富です。
食パン、お麩、高野豆腐、おからのどれをとっても、パン粉の代用というよりその利便性や効能を生かすためにも、意識的に入れたくなるくらいの魅力があります。
上記の4つ以外にも、小麦粉、豆腐、れんこん、ごはんなどもパン粉の代用品としてつなぎに使うことができるので、カロリーオフしたい時、味や食感に変化を付けたい時など、適宜使い分けるとよいでしょう。
卵もパン粉もない!マヨネーズで代用できる?
ハンバーグ作りで、卵の代用として卵を原料とするマヨネーズを使うことができます。
卵は加熱することで固まる性質があるので、ハンバーグの肉汁を閉じ込めてジューシーな仕上がりにしたり、卵の保水性を生かして柔らかいハンバーグにしたりなど、つなぎの役割を果たしてくれます。
そのつなぎの役割をする卵がないと、パサパサなハンバーグになってしまいます。
しかし、マヨネーズを代用として使うことで、乳化された油分が挽肉のたんぱく質が結合する手助けをしてくれるので、柔らかく仕上がります。
また、みじん切りにした玉ねぎをハンバーグの具材として使用しますが、玉ねぎをすりおろして使うことで、パン粉がなくてもつなぎの役割をしてくれます。
玉ねぎをすりおろすことによって甘みが増し、ハンバーグのたねをきれいにまとめてくれます。
離乳食完了期用にパン粉なしのハンバーグは作れる?
離乳食後期用に、パン粉なしのハンバーグを作ることができます。
パン粉の代用として、豆腐と片栗粉を使う方法をお伝えします。
豆腐は水っぽいので、水切りした方が成型しやすいです。
離乳食完了期なので、肉は鶏胸肉かササミの挽肉を使うとよいでしょう。
鶏挽肉と豆腐の肉だねに、みじん切りにした玉ねぎ・人参などの野菜や、きのこを合わせて塩を加えたら、硬さを見て片栗粉で調整します。
豆腐の割合が多いほど、柔らかく仕上がります。
野菜やきのこも入っていて、しかも動物性と植物性の両方のたんぱく質も摂れる栄養バランスの良いハンバーグです。
大人も一緒に食べられます。
ダイエット中の女性やカロリーダウンをしたいお父さんたちにも向いています。
まとめ
ハンバーグはパン粉なしで作るとどうなるか、パン粉の代わりに片栗粉でも大丈夫かなどについてお伝えしました。
- パン粉なしでも、代わりになるものを使えば、ジューシーで美味しいハンバーグが作れる
- パン粉の代わりに、片栗粉でもハンバーグは作れる
- 片栗粉を具材と一緒に混ぜる方法と、焼く時に片栗粉をまぶす方法がある
ハンバーグは、具材次第でそれぞれの栄養価が期待でき、さらにヘルシーハンバーグにもボリューム満点なハンバーグにも、自由自在にアレンジできる奥深い料理です。
ハンバーグを作ろうと思ったのに、つなぎのパン粉を買い忘れたことに気づいた時など、この記事を参考にしてもらえれば、慌てることなく安心して作れ、定番料理のハンバーグ作りが楽しくなるでしょう。
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