クリームチーズは、舌触りが滑らかで、ちょうどよい酸味が特徴で、老若男女問わず人気の高いチーズです。
しかし、一度に使い切れなかった時、水分が多めで柔らかいクリームチーズは日持ちがしないのではないかと心配になります。
- クリームチーズの開封後の日持ちは、冷蔵庫のチルド室に保存して1週間以内です。
- 未開封のクリームチーズは、表示された適切な方法で保存されていたならば、賞味期限切れでも使える場合が多いです。
それでは、クリームチーズの賞味期限は開封後どれくらいか、賞味期限切れでも未開封なら使えるかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
冷蔵庫に買い置きしてあるクリームチーズが、開封後でも、賞味期限が切れていても、使えるかどうかの目安が分かりますので、是非参考になさってください。
開封後のクリームチーズの日持ち
クリームチーズの開封後の日持ちは、冷蔵庫のチルド室に保存して1週間以内が目安です。
クリームチーズは、他のチーズに比べて水分量が多く柔らかいため、腐りやすく日持ちしないので、開封後は1週間以内に食べ切ることをおすすめします。
使う料理にもよりますが、クリームチーズを一度で使い切ることは少ないので、好みの量を取り分ける際などに雑菌が入り込んだり、常温に置いたりすることで、場合によっては1週間以内にカビが生えたり傷み始めたりすることもあります。
使う場合は、見た目や臭いなどよくチエックしてからにしましょう。
私は、クリームチーズを開封して一度に使い切れない場合は、次に使う料理を決めておき、数日中に使い切るようにしています。
傷んだクリームチーズの特徴
賞味期限に関係なく傷んでしまったクリームチーズは、下記のような変化が見られます。
- 表面に緑やピンク、褐色などの色のカビが生える
- チーズとは違う異臭やアンモニア臭がする
- 酸味があり、舌にピリピリとした刺激を感じる
上記のような変化が見られたら、食べるのを止めて処分しましょう。
クリームチーズのしょう油漬けの日持ち
クリームチーズのしょう油漬けは、冷蔵庫保存で１週間ほど日持ちします。
保存袋に入れたチーズにしょう油とごま油を加えて、冷蔵庫で1日置くと（途中で1回袋ごとひっくり返す）、美味しいクリームチーズのしょう油漬けができあがります。
クリームチーズの味を、しょう油とごま油の風味が引き立ててくれます。
賞味期限切れのクリームチーズは未開封なら使える？
未開封のクリームチーズは、表示された適切な方法で保存されていたならば、賞味期限切れでも使える場合が多いです。
賞味期限とは、品質が変わらないで美味しく食べられる期間のことなので、適切な保存がされていた場合には、期限が過ぎてすぐに食べられなくなるというわけではありません。
賞味期限切れのクリームチーズはいつまで食べられる？
クリームチーズは、賞味期限切れからどれくらいまで食べられるのかまとめてみました。
賞味期限切れから1ヶ月
保存状態が良ければ賞味期限から1ヶ月過ぎても、期限内と比べると味は少し落ちますが、見た目や臭いなどの変化はほとんど見られません。
食べた結果、体調に影響が出るようなことはほぼないと言えるでしょう。
開封後、見た目や臭いに異常がないようでしたら食べられますが、心配な場合は加熱する料理に使うと安心でしょう。
ただし、保存状態が良くないと賞味期限切れ1か月でも傷み始めることもあるので、よく確認して異常が認められた場合は、食べるのを止めて破棄しましょう。
賞味期限切れから2～3ヶ月
賞味期限切れから2～3ヶ月のクリームチーズは、保存状態が良ければ食べられる場合もありますが、加熱調理して自己責任で食べてください。
保存状態が良くないと、アンモニア臭がしたり僅かにピンク色に変色したりなどの変化が出てきます。
味見をすると酸味を感じたり舌がピリピリしたりすることもあるようです。
賞味期限切れから半年
賞味期限切れから半年過ぎると、強いアンモニア臭、表面の変色など見た目や臭いに顕著な変化が表れます。
上記の「傷んだクリームチーズの特徴」のような変化が見られたら食べるのを止めましょう。
味見もしない方がよいです。
賞味期限切れから1年以上
ここまで過ぎると食べられる状態ではないでしょう。
冷蔵庫の片隅に賞味期限から1年以上過ぎたクリームチーズを見つけても、食べることは止めて破棄しましょう。
賞味期限切れのクリームチーズは加熱すれば食べられる？
賞味期限切れのクリームチーズが上記の「傷んだクリームチーズの特徴」のような様子が見られなければ、自己責任の元、食べられる場合が多いです。
その場合加熱調理すればより安心ですが、見た目や臭いに異変があったならば、加熱しても食べられませんので注意が必要です。
時には、「カビの箇所を取り除いて加熱すれば食べられる。」という意見も聞くことがありますが、カビには熱に強く加熱しても死滅しないカビがあるそうですので、少しでもカビが生えているのを見つけたら、食べるのは止めた方がよいでしょう。
クリームチーズの適切な保存方法
賞味期限よりも少しでも長く美味しい味を楽しむことができる保存方法として、冷蔵保存と冷凍保存についてお伝えします。
クリームチーズの常温での保存は、できたとしても半日ほどです。
傷んでいないかよく確認することが必要です。
しかし、30℃を超える場所に置いた場合は、傷んでしまうので食べられなくなります。
クリームチーズの冷蔵保存
空気に触れると劣化しやすいクリームチーズは、冷蔵保存が適しています。
水分が多いクリームチーズは、乾くと他の種類のチーズよりも硬くなりやすい特徴があります。
そのため、購入後は密閉容器に入れて保存するとよいでしょう。
また、使いかけのものは、空気に触れないようにラップでしっかり包み、冷蔵庫のチルド室に保管して、1週間以内に使い切ることをおすすめします。
クリームチーズの冷凍保存
クリームチーズを賞味期限よりも長く保存したい場合には、冷凍保存がおすすめです。
1食分ずつ小分けにしてラップに包み、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いて冷凍庫で保存します。
この方法で、1ヶ月ほど保存できます。
解凍する時には、冷蔵庫でゆっくり解凍します。
急いで解凍すると水分や油分が分離してしまう場合もあるので、注意しましょう。
加熱調理に使う場合は、解凍せずに冷凍のままのクリームチーズを使えます。
解凍の手間も省け失敗もないのでおすすめの方法です。
手作りクリームチーズの冷凍保存
手作りクリームチーズの保存期限は、冷凍保存で1～2週間が目安です。
焼く料理に使うのであれば、冷凍したままでも使いやすいです。
ラップを敷き、その上に手作りのクリームチーズをのせ、更に上からラップをして麺棒で伸ばします。
大きければ、ピザカッターや割り箸などでラップの上から印をつけておくと、使う時に使いたい分だけ取り出せて便利です。
数枚重ねて冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
手作りクリームチーズはトーストにしたり、マヨネーズと混ぜてソースにしたりなど、いろいろな近い道があります。
まとめ
クリームチーズの賞味期限は開封後どれくらいか、賞味期限切れでも未開封なら使えるかなどについてお伝えしました。
- クリームチーズの開封後の日持ちは、冷蔵庫のチルド室に保存して1週間以内。
- 未開封のクリームチーズは、表示された適切な方法で保存されていたならば、賞味期限切れでも使える場合が多い。
クリームチーズは、血管や脳細胞を丈夫に保つために必要な脂質が約3割を占めています。
また、きれいな肌作りに効果のあるビタミンA・E・B2の3種を含んでいます。
おつまみやお菓子作り、パンに塗るなど多くの使い方ができることも、クリームチーズが人気のある理由の一つでしょう。
賞味期限内のフレッシュな美味しさを味わってもらうことをおすすめしますが、たくさん購入した際などには、本記事を参考に開封後や賞味期限切れのクリームチーズを余すことなく使い切って、クリームチーズの栄養を体に摂り入れてもらえたらうれしいです。
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