焼きそばは、子どもから大人まで好まれる料理の一つと言えるでしょう。
しかし、スーパーで買って来たソースと麺がセットになっている焼きそばを、記載通りに作っても、何となく水っぽくなってしまうことがあります。
焼きそばがベチャベチャになる原因は、水の量や野菜の量が多い、麺と具材を初めから一緒に炒めている、火力が弱いなどが考えられます。
焼きそばの麺がベチャベチャにならない作り方のポイントは、
- 具材(肉と野菜)と麺を別々に炒めて、最後に混ぜ合わせる
- 麺をほぐす水を使わずに、野菜から出る水分で蒸していく
の2つです。
ベチャベチャの焼きそばを復活させる方法は、
- レンジを使って水分を飛ばす方法
- お麩を使って水分を吸わせる方法
があります。
それでは、焼きそばがベチャベチャにならない作り方や復活方法はあるか、原因やレンジを使った対処法はあるかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
人によって好みが違いますので、柔らかめな焼きそばが好きな方もいらっしゃると思いますが、麵同士がくっつかずパラパラにほぐれる焼きそばをお好みの方は、是非この記事を参考にお好みの焼きそば作りにチャレンジしてみてください。
焼きそばがベチャベチャになる原因
焼きそばの麺が水っぽくベチャベチャになる原因は、
- 麺をほぐすための水が多い
- 水分が出やすい野菜を多く入れている
- 麺と具材を初めから一緒に炒めている
- 火力が弱い
の4つが考えられます。
それぞれの原因について記します。
麺をほぐすための水が多い
麺をほぐすための水を入れすぎると、水っぽい焼きそばになります。
野菜を多めに入れる焼きそばを作る時には、このほぐすための水は使わないか減らして入れるとよいでしょう。
水分が出やすい野菜を多く入れている
焼きそばに入れる野菜として、キャベツ、玉ねぎ、もやしなどの野菜は、水分が出やすいです。
焼きそばの麺がこれらの野菜から出る水分を吸って、ベチャベチャになってしまいます。
入れてはいけないということではなく、入れ過ぎに気を付けるとよいでしょう。
麺と具材を初めから一緒に炒めている
焼きそばを作る時には、焼きそばの麺だけをしっかり焼いて水分を飛ばすようにすると美味しくできます。
野菜などの具材は麺とは別に炒めて、最後に混ぜ合わせるとよいでしょう。
火力が弱い
弱い火力で野菜を炒めると水分が出てくるので、大きめのフライパンを使って強火で手短に炒めるとよいでしょう。
火が通りにくい野菜は、前もってレンジで加熱しておくと時短にもなります。
焼きそばがベチャベチャにならない作り方
焼きそばの麺がベチャベチャにならない作り方のポイントは、
- 具材(肉と野菜)と麺を別々に炒めて、最後に混ぜ合わせる
- 麺をほぐす水を使わずに、野菜から出る水分で蒸していく
の2つです。
ベチャベチャにならない作り方の手順
- 野菜をカットし、キャベツの芯と人参は、様子を見ながら電子レンジで1、2分加熱する
- 豚肉と野菜をフライパンで炒め、火が通りお好みの硬さになったら一旦皿に取り出す
- 油をひいたフライパンに、袋のまま手で軽くほぐした麺を広げる
※この時強引にほぐすと、麺が切れやすいです。 - フライパンの麺はあまり触らないで、焼き色を付けるように1、2分焼く
- 焼き色が付いた麺を返して、炒めておいた肉と野菜を麺の上に置く
- ほぐし用の水は加えずに、野菜から出る水分で麺を蒸す
- 1、2分蒸し焼きにしたら、菜箸で肉と野菜、麺を混ぜ合わせるようにして麺をほぐす
※この時、強火で手早く水分を飛ばすように炒め合わせることが大事です。弱火から中火で炒めると、野菜から水分が出てベチャベチャになりやすいです。 - ソースを入れて、全体を混ぜ合わせれば完成
レンジを使った対処法
➀焼きそばを炒める前に、キャベツの芯と人参は、様子を見ながら電子レンジで1、2分加熱する
野菜は炒め時間が長いと水分が出てくるため、予め火の通りにくい野菜をレンジで加熱することで、野菜を手早く炒めることができます。
②麺を焼く際、火の通り具合が心配な時は、麺の袋の端を少しだけ切って、電子レンジで1、2分加熱してから焼くとよいです。
こうすることで、麺に火が通ってほぐれやすくなる分、返しにくくもなります。
出来上がった焼きそばがベチャベチャになってしまった時は、電子レンジで加熱するとよいでしょう。
ラップをしないで、時々混ぜながら加熱すると水分を飛ばすことができます。
野菜から水分が更に出てしまうことを避けるために、キャベツなど水分の出やすい野菜は、抜いてから電子レンジにかけるとよいです。
電子レンジにかける時間が長いと麺が柔らかくなるので、気を付けましょう。
お麩を使った対処法
焼きそばがベチャベチャになってしまって水分が多めの時には、お麩を入れて水分を吸わせるという方法もあります。
お麩が水分を吸ったら一旦取り出し、焼きそばをお皿に盛った後、お麩をフライパンに戻して簡単に焼いてから、焼きそばにトッピングすれば無駄にせずに食べられるでしょう。
ベチャベチャの焼きそば復活レシピ
麺がベチャベチャになってしまった焼きそばの復活レシピとして、そばめし、あんかけ焼きそば、焼きそばパン、オム焼きそば、の4つを紹介します。
焼きそばを作って失敗してしまった時、ちょっとしたひと工夫で美味しく食べることができます。
そばめし
- ご飯をやや硬めに炊く
- 焼きそばの麺を細かく刻む
- ご飯と焼きそばを混ぜる
- 味が薄かったら、ソースで調整すれば完成
食べる前に好みでマヨネーズをかけたり、スライスチーズを被せたりするのもおすすめです。
あんかけ焼きそば
- ➀麺をザルにあけ、水分を切る。
※水分が多い場合は、キッチンペーパーなどに吸わせる。 - ②肉や野菜が入った具に水を入れ、鶏ガラスープの素や塩コショウで味付けをしてから、水溶き片栗粉でとろみをつける。
※具が少ない場合は、新しい野菜を別に炒めて、合わせてもよいでしょう。 - ③フライパンに油をやや多めに敷き、ザルにあけて水分を切った焼きそばを焼く。
※焼きそばはそのままいじらずに強火で3分程焼き、堅焼きそばにする。 - ④麺をお皿に盛り、とろみをつけたあんをかければ完成。
ベチャベチャになった焼きそばの食感が、とろみの付いたあんをかけることで気にならなくなります。
焼きそばパン
- 6枚切りの食パンを半分に切る
- 食パンの耳でない方からナイフで切れ目を入れ、ポケットを作る
- パンの内側の両面にバターを塗り、片面にマヨネーズを塗る
- 焼きそばを食パンのポケットに詰め、青のりを振りかけて完成
お好みで、紅生姜、桜エビ、鰹節などを一緒に挟んでも美味しいです。
オム焼きそば
- 卵を2個ほど溶いて焼く
- 焼きそばをお皿に盛り、焼いた卵を乗せたり、包んだりすれば完成
卵で包むことで、思いのほかべたつきが気にならなくなります。
まとめ
焼きそばがベチャベチャにならない作り方や復活方法、その原因やレンジを使った対処法などについてお伝えしました。
焼きそばの麺がベチャベチャにならない作り方のポイントは、以下の2つです。
- 具材(肉と野菜)と麺を別々に炒めて、最後に混ぜ合わせる
- 麺をほぐす水を使わずに、野菜から出る水分で蒸していく
ベチャベチャの焼きそばを復活させる方法は、レンジを使って水分を飛ばす方法とお麩を使って水分を吸わせる方法があります。
焼きそばの麺がベチャベチャになる原因は、
- 麺をほぐすための水が多い
- 水分が出やすい野菜を多く入れている
- 麺と具材を初めから一緒に炒めている
- 火力が弱い
などが考えられます。
レンジを使った対処法は、焼きそばにラップをしないで、時々混ぜながら加熱すると水分を飛ばすことができます。
美味しい焼きそばを食べたいと思って作ったのに、ベチャベチャになってしまったという時も、工夫次第で美味しく食べることができますので、是非参考になさってください。
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