冷凍エビの賞味期限はいつまで?冷凍むきエビは賞味期限切れでも食べられる?

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冷凍エビは、フライや天ぷら、エビチリなど様々な料理に使え、子どもからお年寄りまで多くの人に好まれます。

大量にエビが手に入った場合、どのように冷凍すればよいのか、冷凍したエビの賞味期限はどれくらいなのかなど気になります。

  • 冷凍エビの賞味期限は、生のまま冷凍すると2~3週間ほど、茹でてから冷凍すると3~4週間ほど日持ちします。
  • 賞味期限切れの冷凍むきエビは、見た目、臭い、味などに変わった様子が見られなければ、食べても大丈夫な場合が多いです。

それでは、冷凍エビの賞味期限はいつまでか、冷凍むきエビは賞味期限切れでも食べられるかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。

購入したエビを使い切れずに余らせてしまったことがある方、冷凍して置いて食べるのを忘れてしまったことがある方など、この記事を参考にしてもらえれば食品ロスを減らせ、環境にも優しくできますよ。


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エビを冷凍したら賞味期限はいつまで?

冷凍エビ賞味期限切れ

エビを生のまま冷凍すると2~3週間ほど、茹でてから冷凍すると3~4週間ほど日持ちします。

エビを冷蔵庫で保存した場合は、長くても2~3日ほどの日持ちですので、早めに使用しないと傷んでしまいますが、冷凍することによって保存期間を伸ばすことができます。

購入後すぐに使う予定がない場合は、冷凍保存すると安心でしょう。

しかし、冷凍庫での保存が長期になると、冷凍焼けを起こしてしまい食感や味が悪くなってしまうので、保存期間ギリギリまでおかずに早めに食べ切ることをおすすめします。

エビの冷凍保存の仕方

エビを冷凍保存する方法は、

  • 殻付きのエビ
  • 殻をむいたエビ
  • 茹でたエビ

の3種類に分けられます。

どのように調理したいかによって、上記の種類を使い分けるとよいでしょう。

どの冷凍にも共通するエビの下処理として、背ワタを取る方法をお伝えします。

  • エビの背中が丸くなるようにして持ち、背中の黒い筋(背ワタ)に向かって爪楊枝を刺す。
  • 背ワタを爪楊枝に引っ掛けて、背中側にゆっくり引いて取り除く。

殻付きのエビの冷凍方法

おすすめの料理
  • エビの塩焼き
  • ガーリックシュリンプ
冷凍方法➀
  1. 背ワタを取り除く。
  2. 塩と酒を振りかけて揉み込んで、臭みを消す。
  3. 流水で洗って、ペーパータオルなどで水分をよく拭き取る。
  4. エビが重ならないように、数尾ずつラップで包む。
  5. ラップで包んだエビを、冷凍用の保存容器またはジップロックに入れる。
  6. 金属トレイに乗せて、冷凍庫で保存する。
冷凍方法②
  1. 背ワタを取り除く。
  2. 塩分濃度が3%(水500mlに対して大さじ1の塩)の食塩水を作る。
  3. タッパーにエビを入れてから、食塩水をエビ全体が浸かるように入れ、蓋をする。
  4. 金属トレイに乗せて、冷凍庫で保存する。

殻をむいたエビの冷凍方法

おすすめの料理
  • エビチリ
  • 天ぷら
  • エビフライ
冷凍方法
  1. エビの殻と尾を取り除く。
  2. 背ワタを取り除く。
  3. 塩と片栗粉をまぶしたら、揉み込む。
  4. 流水で洗って、ペーパータオルなどで水分をよく拭き取る。
  5. エビが重ならないように、数尾ずつラップで包む。
  6. 冷凍用の保存容器またはジップロックに入れる。
  7. 金属トレイに乗せて、冷凍庫で保存する。

茹でたエビの冷凍方法

おすすめの料理
  • サラダ
  • 和え物
冷凍方法
  1. 殻付きのまま背ワタを取り除く。
  2. 塩と酒を適量入れたお湯で、数分茹でる。
  3. エビが赤みをおびたらお湯からあげて、水分を切る。
  4. 粗熱が取れたら、殻と尾を剥く。
  5. エビが重ならないように、数尾ずつラップで包む。
  6. 冷凍用の保存容器またはジップロックに入れる。
  7. 金属トレイに乗せて、冷凍庫で保存する。

エビの冷凍焼けを防ぐ方法

  • 空気に触れないようにして保存する

エビが空気に触れた状態で保存すると、酸化したり、乾燥したりしてしまうので、エビを冷凍保存する場合は、ラップで包んだ後、密閉できる容器やジップロックなどに入れて保存するとよいでしょう。

  • 急速冷凍する

エビの組織が壊れて品質が変わってしまわないように、低い温度で急速冷凍します。

細胞の破壊を防げるので、冷凍焼けを防止できます。

  • 長期に冷凍保存しない

冷蔵庫保存に比べ、冷凍保存は長期保存ができますが、時間の経過とともに品質が落ちて冷凍焼けが進んでいきます。

長期保存し過ぎないように早めに食べることも冷凍焼けを防ぐ方法になります。

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賞味期限切れの冷凍むきエビは食べられる?

冷凍エビ賞味期限切れ

賞味期限切れの冷凍むきエビは、見た目、臭い、味などに変わった様子が見られなければ、食べても大丈夫な場合が多いです。

エビを生のまま冷凍すると2~3週間ほど、茹でてから冷凍すると3~4週間ほどの賞味期限ですが、消費期限と違い、賞味期限は期限がが過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

見た目、臭い、味などの状態を見て、特に変わった様子がなく、食べても大丈夫と判断した場合は自己責任で食べるようにしてください。

日にちの経過とともに風味や味は落ちていきますので、できるだけ賞味期限内に食べ切ることをおすすめします。

腐った冷凍エビの特徴

エビを冷凍保存すると生のまま保存するよりも日持ち期間が長くなりますが、保存状態がよくないと腐ってしまうことがあります。

エビが下記のような状態になったら、腐っていることが考えられるので食べない方がよいでしょう。

  • 黒ずんだ色をしている。
  • 身が崩れている。
  • ぬめりがある。
  • 生臭い臭いがする
  • 酸っぱい味がする
  • 加熱すると嫌なにおいがする

エビは腐ってしまうと強い臭いを放ちますので、冷凍状態では気づきにくくても解凍した時点で異臭がする場合は食べないで処分するとよいでしょう。

また、色や触った感じなどでもおかしいなと思った時には食べない方が安心です。

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冷凍エビの解凍の仕方

冷凍エビ賞味期限切れ

冷凍エビを美味しく解凍する方法は、

  • 塩水解凍
  • 氷水解凍

があります。

上記の他に、冷凍エビを冷蔵庫に移して解凍する冷蔵庫解凍、流水で解凍する流水解凍、電子レンジを使って解凍する電子レンジ解凍などもあります。

解凍方法によっては、ドロップというエビの旨味が出てしまい、臭みの原因になり、美味しく解凍できなくなる場合がありますので、ドリップが出にくいと言われる、塩水解凍と氷水解凍について、お伝えします。

その他に、そのまま調理する方法と茹でる解凍方法についてもお知らせします。

塩水解凍

  1. ボウルに水を張り、3%の塩(水500mlに対して大さじ1の塩)を加える。
  2. 塩が溶けたら、冷凍エビを入れる。
  3. 冷凍エビは、常温で10~30分ほどで半解凍の状態になるので、軽く水で洗って、エビの中心部に硬さが残っていないことを確かめてザルに上げる。
  4. キッチンペーパーなどで、水分をしっかり拭き取る。

重曹が手元にあれば、上記➀の解凍用の水に大さじ2の重曹を入れて溶かした中に、冷凍エビを入れて解凍すると、重曹に含まれる成分がエビのたんぱく質を固めてくれるので、プリプリとした食感のあるエビになります。

真水で解凍すると、浸透圧によってエビの旨味や水分が真水に流れ出てパサついた食感になってしまいますが、海水に近い塩分濃度の塩水につけることで、旨味や水分の流出を防いで、臭みだけを取り除くことができます。

実際に私も上記の塩分濃度の塩水に重曹を加えて解凍用の水を作り冷凍エビを入れてみたら、常温20分ほどで半解凍の状態になりました。

その後、流水で軽く洗い水分を拭き取ってエビチリを作りました。

エビの旨味がしっかりと感じられ、プリップリッとした食感が何とも言えず、「今まで食べたエビチリの中で、一番美味しい。」と言っても過言ではないくらいに美味しかったです。

氷水解凍

  1. 大き目のボウルに水と氷を入れて、氷水を作る。
  2. 袋入りの凍ったままのエビを、ボウルの中に入れて沈める。袋が沈みにくい時には、お皿など重さのある物を乗せるか、時々袋の上下をひっくり返すなどして、袋全体が氷水に浸かるようにする。途中で氷が解けた時には、新しい氷を加える。
  3. 1時間ほど経過したら、解凍具合を確かめる。エビの中心部の硬さがなくなったらザルに上げ、キッチンペーパーなどで、水分をしっかり拭き取る。

氷水解凍は、冷凍エビが低温の状態を保って解凍されるためドリップが出にくいので、エビの旨味が逃げず美味しく調理できます。

その他の方法

調理によっては、冷凍したエビをそのまま加熱調理することもできます。

ピラフやグラタンなど、比較的加熱時間が長い料理に冷凍エビを使う時には、冷凍のまま使うこともできます。

また、短時間で冷凍エビを解凍したい時には、茹でる解凍方法もあります。

鍋にお湯を沸かして塩を入れた後、冷凍エビを入れ、15~30秒後にザルに上げます。

お湯に塩を入れることで、浸透圧を使いエビの旨味が流出しないようにします。

数分間も茹でるのではなく、エビがほんのりと赤みを帯び始める程度でお湯から上げます。

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冷凍エビを生で食べてしまったけど大丈夫?

冷凍エビ賞味期限切れ

冷凍エビを生で食べてしまっても、食中毒などの身体へ害を及ぼす可能性は低いと思われます。

しかし、ほとんどの冷凍えびは加熱することを想定して加工されていることが多いので、生で食べない方が安心でしょう。

生で食べない方がよい理由

漁獲したエビをそのまま冷凍するのではなく、多くは工場で加工します。

多くの工場では衛生管理が徹底されていますが、工場で洗浄が行き渡らなかったり、加工過程で菌が繁殖したりする可能性もあります。

また、食べる時の体調の変化も考慮して、冷凍エビを解凍して生で食べることは避けた方がよいでしょう。

冷凍エビの食中毒の危険性

鮮度の劣化

冷凍エビは、活エビに比べいくつもの生産過程を通過しますので、鮮度の劣化は避けられないでしょう。

鮮度の劣化により細菌の繁殖が進みますので、食後に腹痛や嘔吐などの症状が出て食中毒を起こすこともあります。

魚介類に生息する菌

エビを始め海産の魚介類の多くに、腸炎ビブリオが生息していると言われています。

この細菌は塩分を好み、海水に近い3%の塩分濃度の所で一番多く繁殖し、15℃以上の環境で活性化するそうです。

しかし、真水と低温に弱いという弱点があるので、調理する前に水道水で丁寧に洗うことが大事になります。

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まとめ

冷凍エビの賞味期限はいつまでか、冷凍むきエビは賞味期限切れでも食べられるかなどについてお伝えしました。

  • エビを生のまま冷凍すると2~3週間ほど、茹でてから冷凍すると3~4週間ほどの日持ち。
  • 賞味期限切れの冷凍むきエビは、見た目、臭い、味などに変わった様子が見られなければ、食べても大丈夫な場合が多い。

エビには、カロテノイドの一種のアスタキサンチンが含まれており、疲労回復効果やダイエット効果があります。

肝機能効果や動脈硬化予防になるタウリンも含まれています。

エビは高たんぱく低糖質で、上記の栄養の他にビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富で、鶏胸肉に匹敵するほどの食品です。

エビは冷凍することで日持ちするので、冷凍や解凍をよりよく取り入れて、毎日をより健康により美しく過ごせるように、この記事が参考になればうれしいです。

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