朝食やお弁当などで食べられるとうれしいサンドイッチですが、忙しい朝に作るのは大変なので、作り置きできたら助かります。
しかし、作り置きできる具とそうでない具があるのか気になりますよね。
- 手作りサンドイッチの具の作り置きでおすすめなのは、卵、揚げ物、照り焼きチキン、茹で野菜、ツナです。
- 手作りサンドイッチの具の作り置きは、冷蔵保存で半日~1日半ほど、冷凍保存で1~2週間ほど日持ちします。
それでは、手作りサンドイッチの具の作り置きでおすすめは何か、前日に作ると日持ちはどれくらいかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
サンドイッチを朝作るのは大変だし、前日に作り置きするのは心配なので、サンドイッチを朝食やランチに食べたくても作るのを避けていた方も、この記事を参考にしてもらえればストックして置くこともできるので、食べたい時に食べられますよ。
手作りサンドイッチを作り置きするならおすすめの具材は?
手作りサンドイッチを作り置きする場合のおすすめの具材は、
- 卵
- 揚げ物
- 照り焼きチキン
- 茹で野菜
- ツナ
です。
作り置きできるサンドイッチの具材は、味が濃い目の具材と水分の少ない具材です。
卵
前日の夕食に茹で卵を使ったサラダを作る時に多めに茹で卵を作っておき、翌日に茹で卵をスライスしたりマヨネーズと和えたりします。
卵を茹でる時には、半熟ではなく固ゆでになるまでしっかり茹でることが大切です。
揚げ物・照り焼きチキン
前日の夕食に作った豚カツ、ハムカツ、魚のフライ、照り焼きチキンなどをサンドイッチ用にストックしておき、翌日にサンドイッチに入れやすい大きさにカットするなどしてパンに挟めば手短にサンドイッチができます。
揚げ物は時間の経過と共に油が酸化してきますし、照り焼きチキンの肉も固くなって風味も悪くなりますので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。
茹で野菜
サンドイッチを作り置きする場合は、レタスやきゅうり、トマトなどの生野菜は水分を多く含むため、パンに水分が染み込んで食感が悪くなってしまいます。
また、生野菜は水分が多いので雑菌が繁殖しやすく、丁寧に洗っても雑菌は取り切れないので、作り置きには向かない食材です。
茹でたり炒めたりした野菜を、パンに挟む前にしっかり水気を切っておいて、パンに水分が移らないようにすることが大切です。
ツナ
ツナサンドは、火を使わずに時短でできます。
美味しく作るための一番のポイントは、水気をしっかり抑えることです。
水っぽい仕上がりになることや、生臭さや油っぽさを防ぐことができます。
玉ねぎなどの香りの強い野菜と混ぜ合わせることで、香りや風味が増したり、具のかさ増しになったりします。
私は、白身魚のフライサンド、卵サンド、照り焼きチキンサンド、ツナサンドを作りました。
食パンには、辛子を混ぜたマヨネーズを塗って具材をサンドしました。
白身魚サンドと照り焼きチキンサンドの食パンは片面をオーブントースターで焼いて、乾煎りして水分を飛ばしたキャベツを一緒にサンドしました。
前日に作ったサンドイッチはどれくらい日持ちする?
手作りサンドイッチは、冷蔵保存で半日~1日半ほど、冷凍保存で1~2週間ほど日持ちします。
サンドイッチを常温で保存すると、具材から水分が出やすくなったり、傷みやすくなったりするので、基本的に冷蔵庫での保存になります。
冷蔵庫保存をしても、手作りサンドイッチの消費期限は短めです。
サンドイッチの冷蔵保存
保存方法は、サンドイッチを1つずつラップに包んで、密閉容器または密閉袋に入れた後、冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫で保存したサンドイッチの日持ちは、挟んでいる具材によっても変わってきます。
- 生野菜:数時間
- 卵:1日
- ハム、チーズ、ツナ、揚げ物:半日~1日半
- ジャム:2~3日
- フルーツ:数時間
お弁当として持って行く場合は、保冷剤を入れた保冷バッグに詰め、できるだけ涼しい場所で保存しましょう。
生野菜:数時間
レタスやキャベツなどの生野菜は、水分が多く雑菌が繫殖しやすいので、夏場はもちろんですが、涼しい時期でもできるだけサンドイッチに入れるのは避けたい食品です。
家庭で野菜を丁寧に洗っても雑菌は取り切れないで、2時間ほどで増殖してしまいます。
生野菜をサンドイッチの具材に入れる場合は、作ってすぐに食べるようにするとよいでしょう。
卵:1日
サンドイッチの具材として卵を使う場合は加熱するので、冷蔵庫保存なら1日ほど日持ちします。
半熟卵は避け、中までしっかり火を通した固ゆで卵を使うことが重要です。
少しでも半生になっていると、雑菌が繁殖して傷みやすくなります。
マヨネーズは酢と塩が多く使われているため雑菌が繁殖しにくいので、卵にマヨネーズを混ぜてサンドイッチに使用すると傷みにくいです。
厚焼き玉子や炒り卵のサンドイッチも、しっかり火を通してあれば1日ほど日持ちします。
ハム、チーズ、ツナ、揚げ物:半日~1日半
ハムを生のままサンドイッチの具材にすると半日ほどしか持ちませんので、少しでも日持ちさせるためには、フライパンで焼いて冷ましてからパンに挟みます。
また、チーズは比較的日持ちする食品ですが、開封後のチーズは雑菌の繁殖が起こりやすいので早めに食べ切った方がよいです。
ツナは、卵と同様にマヨネーズと和えることで、1日ほどの日持ちになります。
カツなどの揚げ物類は、時間の経過と共に揚げ物の衣がしんなりしてしまうので、早めに食べる方が無難でしょう。
ジャム:2~3日
ジャムは糖分が多いので菌が繁殖しづらいため、ジャムのサンドイッチは2~3日ほど日持ちします。
しかし、手作りジャムやフルーツが入っているジャムは日持ちしないので、早めに食べ切ることをおすすめします。
フルーツ:数時間
生のフルーツは果汁が多いため、雑菌の繁殖に繋がってしまいます。
生のフルーツ入りのサンドイッチを作る時には、生野菜と同様に作ってから2~3時間で食べ切ることをおすすめします。
缶詰のフルーツならば、シロップをキッチンペーパーなどでしっかり切れば、1日ほど日持ちします。
フルーツが空気に触れるのを防ぐために、フルーツの上下を生クリームで挟んでパンでサンドした後、ラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存します。
サンドイッチの冷凍保存
作り置きのサンドイッチの日持ちを長くしたい場合は、具材に気を付ければ冷凍保存もできます。
サンドイッチを冷凍保存することで、1~2週間ほど日持ちさせることができます。
サンドイッチの冷凍保存の手順
- キッチンペーパーを濡らして、手作りしたサンドイッチを1つずつ包む。
- キッチンペーパーで包んだサンドイッチを、隙間がないように1つずつラップで包む。
- 冷凍用保存袋に入れて、空気をよく抜く。
- 金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れる。
冷凍することが前もってわかっている場合は、揚げ物、ジャム、ツナマヨネーズ、など水分の少ない具材を選ぶとよいです。
水分の多い生野菜や冷凍保存すると食感が変わってしまうポテトサラダなどは、使わない方がよいでしょう。
冷凍したサンドイッチの解凍方法
解凍する時には、冷蔵庫や常温で自然解凍します。
揚げ物を挟んだ冷凍のサンドイッチは、電子レンジを使って解凍すると、具材までしっかり温まります。
また、オーブントースターを使って温めると、ホットサンドのようになります。
手作りサンドイッチを日持ちさせるためのポイント
サンドイッチは、作り方や保存方法によって傷みやすさが違ってきます。
次のようなことに配慮するとよいでしょう。
- サンドイッチを入れるお弁当箱やケースなどは、よく洗って乾かしてから使う。
- 具材は、できるだけ加熱したものを使い、よく冷ました後にパンに挟む。
- 調理や盛り付けの際は、ビニール手袋を使い、具材を直接手で触らない。
- マヨネーズに殺菌効果のある辛子を混ぜて、パンの表面に塗る。
- 保存の際は、サンドイッチを1つずつラップで包む。
- 冷蔵庫で保存する際、冷気が直接当たらない所で保存する。
サンドイッチが冷蔵庫でパサパサになるのを防ぐ方法
冷蔵庫で保存したサンドイッチがパサパサになるのを防ぐ方法は、1つずつラップで包むことです。
冷蔵庫保存をしたサンドイッチがパサパサになる原因とそれを防ぐ方法について、お伝えします。
冷蔵庫で保存したサンドイッチがパサパサになる原因
冷蔵庫内は乾燥しているので、パンの水分が抜けてパサパサになります。
その上、冷蔵庫に入れると温度が下がるため、パンに含まれるデンプンが老化してパサパサになりやすいのです。
パサパサになるのを防ぐ方法
冷蔵庫で保存したパンがパサパサになるのを防ぐには、1つずつラップで包むとよいです。
ラップでしっかり包むことで、パンの乾燥や具材の劣化を防ぐことができます。
ラップで包んだサンドイッチを、下の写真のように蓋つきの保存容器に入れることで、いっそうパンのパサつきを防ぐことができます。
このようにしてサンドイッチを冷蔵庫で寝かせることで、パンと具材がよく馴染みます。
また、サンドイッチを保存に適した温度は15℃以下と言われていますので、冷蔵庫で保存する場所は、冷蔵室ではなく野菜室に入れるとよいでしょう。
野菜室の温度や湿度は冷蔵室よりも高いため、デンプンの老化や乾燥を防ぐことができるので、パサつきを抑えることができます。
私は、前日の夜作ったサンドイッチを上記の方法で保存して、翌日のランチや夕食に食べましたが、食パンのパサパサ感はなくしっとりとしていて、具材とも馴染んで美味しくいただくことができました。
フルーツサンドをお弁当にしても大丈夫?
フルーツサンドは、当日に作ったものを入れる、前もって作って冷凍したものを入れる、パンと具材を別々に入れるなど、水分が出ないように注意すればお弁当に持って行くことができます。
当日作ったフルーツサンドをお弁当に入れる
フルーツサンドは、時間の経過と共にフルーツやクリームから水分が出て来てしまうので、前日の夜に作り置きしたものはお弁当に入れない方がよいでしょう。
水分が出たフルーツサンドはパンが湿って美味しくないですし、水分は菌が繁殖する大きな原因ですから、当日に作った作りたての物を持って行くとよいです。
前もって作って冷凍したフルーツサンドを入れる
フルーツサンドを冷凍することで、2日ほど日持ちを伸ばすことができます。
冷凍した状態でお弁当に入れると、お昼にお弁当を食べる頃にはちょうど良い状態に解凍されて、しっとりとした柔らかいフルーツサンドが食べられます。
冷凍しているので、周りのパンが水分を吸収して多少水っぽくなっている場合もありますが、食べることができます。
パンと具材を別々に入れる
フルーツサンドの材料となるパン、クリーム、フルーツを別々に入れて持って行くという方法もあります。
職場や学校など、食べる場所でパンにクリームやフルーツなどの具材を挟んでフルーツサンドを作ります。
その際、下記のようなことを留意するとよいでしょう。
- パンは乾燥しないように、1枚ずつラップで包む。
- クリームは固めに泡立ててから、保存容器に入れる。
- フルーツはカットしてから、キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れる。
クリームとフルーツを入れた保存容器は、保冷剤と一緒にしておくと安心です。
パンは、食パンを食べる大きさに切っておくか、ロールパンやコッペパンに切り込みを入れておくかすると、食べる時にカットせずに挟むだけで食べられます。
この方法は、パンとクリームとフルーツを別々にして持って行くので、最もフルーツサンドから水分が出るのを防ぐことができる方法です。
フルーツサンドをお弁当に入れる時の注意点
夏場などの気温が20℃を超える時期には、フルーツサンドをお弁当に入れるのは止めた方がよいです。
食中毒の原因となる菌は、20℃を超えると活動が活発になると言われています。
高い気温の中で、菌の繁殖を防ぐのは難しいです。
フルーツサンドをお弁当に持って行くには、必ず保冷剤を付けて、気温の高い日には持って行くのを止めましょう
まとめ
手作りサンドイッチの具の作り置きのおすすめは何か、前日に作ると日持ちはどれくらいかなどについてお伝えしました。
- 作り置きできるサンドイッチの具材は、味が濃い目の具材と水分の少ない具材です。おすすめなのは、卵、揚げ物、照り焼きチキン、茹で野菜、ツナ。
- 手作りサンドイッチの具の作り置きは、冷蔵保存で半日~1日半ほど、冷凍保存で1~2週間ほど日持ちする。
サンドイッチは、具材によっては作り置きすることができますが、保存方法によっては風味が落ちてしまったり、日持ちが短くなってしまったりします。
様々な具材を美味しくまとめてくれるサンドイッチは、朝ごはんやランチだけでなく、お花見や運動会などの行事にも活躍できます。
サンドイッチの具材を変えて豊富な味を楽しめるように、この記事が参考になればうれしいです。
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