すき焼きの残り汁は、適切に保存することで次の日も美味しく食べられます。
すき焼きの冷蔵での保存方法は、鍋のままかタッパーなどに移して冷蔵保存します。
冷蔵保存での日持ちは、2~3日ほどです。
すき焼きを冷凍保存する場合は、冷凍不向きな具材を取り除いて、冷凍保存可能な密閉できる容器や袋に入れて冷凍します。
冷凍保存での日持ちは、1か月ほどです。
常温保存した場合の日持ちは半日ほどですが、できれば避けた方がよいでしょう。
それでは、すき焼きの残り汁は次の日も食べられるか、保存方法や日持ち、リメイクレシピなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
すき焼きの残り汁は次の日も食べられる?
すき焼きの残り汁は、適切に保存することで次の日も美味しく食べられます。
すき焼きの残り汁には、肉や野菜の旨味が豊富に含まれていて、この旨味が一晩寝かせることで味が更に深まります。
ですから、捨ててしまうのはもったいないですが、適切に保存することが必要です。
すき焼きの保存方法と日持ち
すき焼きの残り汁を保存する方法は、
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
- 常温保存
があります。
それぞれの日持ちは、下記のようです。
- 冷蔵保存での日持ちは、2~3日ほどです。
- 冷凍保存での日持ちは、1か月ほどです。
- 常温保存した場合の日持ちは、半日ほどです。
冷蔵保存
すき焼きの残りの汁と具材を分けて、それぞれ冷蔵保存すると、すき焼きの風味を損なわないで翌日も美味しく食べられます。
すき焼きの汁に具材を浸したまま保存してしまうと、具材が汁を吸い過ぎてしまうので、前日よりも濃厚になってしまうことがあります。
すき焼きの冷蔵での保存方法は、残り汁は鍋のまま、具材は別容器に入れ、それぞれ冷蔵庫で保存するか、残った量が少なめであれば残り汁と具材を分けて、それぞれタッパーなどに移して冷蔵保存します。
冷蔵庫で保存したすき焼きを食べる時には、下記のようにするとよいでしょう。
- 鍋にすき焼きの残り汁を入れ、火にかけて温める。
- そこに具材を入れて再度加熱する。
このようにすると、前日の風味を損なわずに美味しくいただくことができます。
冷蔵保存での日持ちは、2~3日ほどです。
あまり日持ちしませんし、長い間冷蔵すると肉などが固くなってしまい美味しくなくなってしまうので、早めにいただきましょう。
冷凍保存
すき焼きを冷凍保存する場合は、冷凍不向きな具材を取り除いて、冷凍保存可能な密閉できる容器やジップロックなどの冷凍用保存袋に入れた後に、空気をよく抜いてから、冷凍します。
冷凍保存での日持ちは、1か月ほどです。
冷凍保存する時の注意点
冷凍保存に向いていない、豆腐、白滝、糸こんにゃく、麩、白菜、ネギ、ごぼうなどの具材は冷凍保存する際、取り除くとよいでしょう。
特に、冷凍することで豆腐や麩はスポンジのように、白滝やこんにゃくはゴムのようになるなど食感が変わってしまいます。
また、白菜、ネギ、ごぼうなども冷凍することで繊維が壊れてしまうため、食感が悪くなってしまうので冷凍には向きません。
冷凍したすき焼きの解凍方法
冷凍したすき焼きの解凍方法として
- レンジまたは自然解凍をした後、鍋に入れる場合
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍した場合
についてお伝えします。
レンジまたは自然解凍した後、鍋に入れる場合
冷凍したすき焼きを美味しく食べるには、電子レンジや自然に解凍するだけでなく火を通すことです。
レンジや自然に解凍した後に鍋に入れて煮込むと、冷凍前と同じように美味しいすき焼きを楽しめます。
野菜やうどんなどを入れると、すき焼きうどんにアレンジできます。
冷凍用保存袋に入れて冷凍した場合
冷凍用保存袋に入れて冷凍した場合は、湯煎するとよいでしょう。
湯煎する場合、鍋肌に冷凍用保存袋が接すると一部溶けてしまい、中の汁が出てしまうことがあるので、ザルに入れて湯煎すると鍋との接触を防げます。
上記のような正しい解凍方法をすることで、作りたてと同じように美味しいすき焼きが食べられます。
しかし、冷凍したすき焼きは鮮度が大切ですので、冷凍後日にちが経ちすぎてしまうと風味も損なわれ、食感もよくなくなってしまいます。
冷凍後は遅くても1ヶ月以内に、できればそれよりも早めに食べ切るように心がけてください。
常温保存
すき焼きの汁や具材には、肉や野菜が含まれているので、常温保存は避けた方がよいしょう。
常温保存した場合の日持ちは、半日ほどです。
夜食べたすき焼きの残りを翌朝食べる場合は、常温保存することで冷蔵や冷凍をする手間が省けるので、助かります。
しかし、特に夏の暑い時期は、雑菌が繁殖しやすいので常温保存はせずに、冷蔵または冷凍保存するとよいでしょう。
すき焼き残り汁リメイクレシピ
すき焼きの具から出た残り汁を使った美味しいリメイクレシピとして、
- すき焼き風煮込みうどん
- 豆腐の卵とじ
- 肉じゃが
についてお伝えします。
すき焼き風煮込みうどん
【材料】
- ゆでうどん 1玉
- 卵 1個
- すき焼きの残り汁 適量
- 好きな具材(肉、野菜など) 適量
【材料】
- 鍋にすき焼きの残り汁を入れ温める。
- 肉や野菜などの好きな具材を切って、鍋に入れる。
- 汁の味見をし、薄いようならしょう油など調味料(分量外)を入れて調整する。
- 鍋にうどんを入れて煮込む。
- 最後に卵を落とし、お好みの状態にまで卵に火が通ったら完成。
豆腐の卵とじ
【材料】
- 豆腐 半丁
- ネギ お好みで
- 卵 1個
- すき焼きの残り汁 適量
【作り方】
- 豆腐は一口大に、ネギは小口切りに切る。
- 鍋にすき焼きの残り汁と豆腐を入れて火にかける。
- 煮立ってきたら、卵を割り入れ弱火にしてフタをする。
- 卵が半熟になるまで火を通したら、器に移しネギをかけて完成。
肉じゃが
【材料】
- すき焼きの残り汁 適量
- 出し汁 適量
- 肉 適量
- じゃがいも 1個
- 人参 1/4~1/2本
- 玉ねぎ 1/2個
【作り方】
- 肉、じゃがいも、人参、玉ねぎを食べやすい大きさに切り、炒める。
- すき焼きの残り汁と出し汁を入れて味見をして、濃さを水で調整する。
- 中火で15~20分ほど煮込んで、野菜が柔らかくなれば完成。
まとめ
すき焼きの残り汁は次の日も食べられるか、保存方法や日持ち、リメイクレシピなどについてお伝えしました。
- すき焼きの残り汁は、適切に保存することで次の日も美味しく食べられる。
- すき焼きの冷蔵での保存方法は、鍋のままかタッパーなどに移して冷蔵保存する。
- 冷蔵保存での日持ちは、2~3日ほど。
- すき焼きを冷凍保存する場合は、冷凍不向きな具材を取り除いて、冷凍保存可能な密閉できる容器や袋に入れて冷凍する。
- 冷凍保存での日持ちは、1か月ほど。
- 常温保存した場合の日持ちは半日ほどだが、できれば避けた方がよい。
- すき焼きの残り汁を使ったリメイクレシピとして、すき焼き風煮込みうどん、豆腐の卵とじ、肉じゃががある。
すき焼きの肉や野菜から出た旨味たっぷりの残り汁を、捨ててしまってはもったいないです。
すき焼きの残り汁を正しく保存して、その美味しさを何回も楽しむことができるように、この記事を参考にしてもらえたらうれしいです。
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