パスタの茹で汁は体に悪い?捨てないで再利用する方法は? | 横浜独女のつれづれブログ

パスタの茹で汁は体に悪い?捨てないで再利用する方法は?

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パスタは、子どもから大人まで好まれる料理の一つでしょう。

自宅でパスタを作る時のパスタソースに、パスタの茹で汁を入れることがある方も多いのではないでしょうか。

お湯や水ではなくて、パスタの茹で汁でなければならない理由があるのか、またパスタの茹で汁を使い続けても体に害はないのかなど気になります。

  • パスタの茹で汁は、摂り過ぎなければ体に悪いことはないでしょう。
  • 捨てないで再利用する方法として、料理での活用と生活での活用があります。
  • 料理での活用として、パスタのソースを作る、スープを作る、パンやピザの生地に加えるなどがあります。
  • 生活での活用として、食器洗いやコンロ周りの汚れ落とし、足裏パック、髪の毛トリートメントなどがあります。

それでは、パスタの茹で汁は体に悪くないのか、捨てないで再利用する方法はあるのかについて、もう少し詳しくご紹介していきます。

パスタの茹で汁を何の躊躇もなく捨てていた方、この記事を読んでもらえれば、パスタの茹で汁についての見方が変わりますよ。


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パスタの茹で汁は体に悪い?

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パスタの茹で汁は、摂り過ぎなければ体に悪いことはないでしょう。

パスタの茹で汁で健康への影響が心配されるのは、小麦粉と塩分だと考えられます。

パスタの茹で汁に含まれる小麦粉

パスタの原材料は小麦粉で、パスタを茹でることで小麦粉に含まれるグルテン(たんぱく質)、デンプン、サポニンが溶け出します。

パスタの原料になるデュラム小麦は、一般的な小麦と比較するとグルテンを多く含んでいます。

塩を入れたお湯で茹でることで、ナトリウムがグルテンと結びつき、パスタの表面がコーティングされますので歯ごたえが良くなります。

パスタの原材料となる小麦粉の毒性やグルテンについてお伝えします。

小麦粉には毒性がある

生で食べると危険

小麦粉は、毒性のたんぱく質を持っていると言われています。

しかし、十分に加熱すれば消えてしまいますので、生で食さない限り心配ありません。

グルテンの摂り過ぎによる影響

小麦粉に多く含まれるグルテンは、血糖値を上昇させたり、消化されにくかったりする特徴があります。

摂り過ぎることにより便として排出されないグルテンが腸の粘膜に張り付き、腸内の炎症や便の異常を引き起こすことがあります。

グルテンフリーのメリットとデメリット

グルテンは、パスタやうどん、パンなどに粘り気や弾力を与える効果があり、もちっとした食感やふわふわとした食感はグルテンのお陰です。

しかし、近年では、グルテンを摂らない食事法やグルテンフリーの食品が注目されています。

グルテンフリーのメリット
  • 脂肪や糖を摂ることが抑えられる

小麦粉に含まれるグルテンには、食欲を増進させる効果があるため、グルテンを控えることで食べ過ぎを防げます。

さらに、スイーツなどの小麦を含む食品には、油や砂糖を含んでいるものも多いので、グルテンを摂らない生活を送ることで、脂肪や糖を摂ることが抑えられます。

  • 体質改善できる

グルテンフリーにすることで脂肪や糖を摂ることが抑えられると、腸内環境が改善され、便秘や下痢の解消、倦怠感や疲労感、肌トラブルの改善にも繋がります。

グルテンフリーのデメリット
  • 栄養バランスを崩す

グルテンには、ビタミンB、ミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれています。

グルテンフリーにこだわり過ぎると栄養が不足して、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

  • 小麦粉アレルギーの人以外は向かない

グルテンフリーというのは、アレルギー体質の改善を目的とする食事法です。

アレルギー反応を全く起こさない人には、効果が期待されないこともあるそうです。

小麦粉が体に合わない人はグルテンフリーがおすすめですが、小麦粉にアレルギーのない人は、あまりグルテンフリーにこだわらなくてよさそうです。

パスタの茹で汁に含まれる塩分

パスタを茹でる時に塩を入れますが、我が家で買い置きしてあったパスタの袋には、お湯1Lに対して塩小さじ1という表示がありました。

この場合の塩分濃度は0.5%で、実際に食べてみても塩気はそれほど強くなく、まろやかな感じです。

パスタの茹で汁をパスタソースに使うことを考えると

  • 茹で汁大さじ2の場合:30g×0.005=0.15g
  • 茹で汁お玉1杯分:約40g×0.005=約0.2g

スープパスタなどで多めに使った場合

  • 茹で汁1カップ:200g×0.005=1g

という計算になります。

厚生労働省で推奨している一日の塩分摂取量は「6g」ですから、他の食品の塩分と合わせても摂り過ぎにはならないでしょう。※引用:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」

塩分濃度が高いほどパスタは硬く仕上がるので、レストランでは前述の0.5%よりも多く塩を入れて茹でているそうです。

塩分濃度2~3%にすると、コシの強い歯ごたえのあるパスタになるということです。

仮に塩分濃度2%、3%のパスタの茹で汁を、お玉1杯分使うとすると、

  • 約40g×0.02=約0.8g
  • 約40g×0.03=約1.2g

となりますので、外食でパスタを注文した際には、ご家庭で食べるよりも塩分の摂取量が多くなりやすいことを気にかけるとよいでしょう。

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パスタの茹で汁の再利用

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パスタの茹で汁の再利用として、料理での活用と生活での活用があります。

料理での活用

料理での活用として、

  • パスタのソースを作る
  • スープを作る
  • パンやピザの生地に加える

についてお伝えします。

パスタソースを作る

パスタにソースを絡める時に茹で汁を加えると、ソースのパスタへの馴染みが滑らかになります。

パスタに茹で汁を入れることで、茹で汁に含まれるたんぱく質(グルテン)が乳化剤の役割を果たし、自然なとろみをつけることができます。

実際に作ってみると、ソースとパスタがよく絡み合って、とろみのあるバランスの取れた味わいでした。

スープを作る

パスタの茹で汁には、塩味や旨味がありますので、そこにお好みの野菜や調味料を加えるととろみのあるスープになります。

にんにくを加えると味のアクセントにもなり、パスタと一緒にスープもできてしまいます。

私も、スープを作る時にパスタの茹で汁を使ってみた所、片栗粉を使わなくても僅かなとろみがつき、美味しくいただくことができました。

パンやピザの生地に加える

パンやピザの生地には、塩を少し加えた水が必要ですが、この塩と水の代用としてパスタの茹で汁が使えます。

この他に、パスタの茹で汁を使って、野菜や卵を茹でたり、豆類を浸して戻したりすることもできます。

生活での活用

生活での活用として、

  • 食器洗いやコンロ周りの汚れ落とし
  • 足裏パック
  • 髪の毛トリートメント

についてお伝えします。

食器洗いやコンロ周りの汚れ落とし

洗剤やクレンザーには、油を浮き上がらせて、水の中に取り込む性質がある界面活性剤が含まれています。

パスタの茹で汁に含まれるサポニンという成分が、この海面活性剤と同じような働きをするので、食器洗いや汚れ落としにも役立ちます。

実際に温かいパスタの茹で汁に、汚れた食器を浸して置いたところ、洗剤なしでも油が落ちてツルツルになりました。

また、スポンジにパスタの茹で汁を含ませて、ガスコンロの五徳の汚れをゴシゴシしたところ、スポンジだけでは落ちなかった汚れがきれいに落ちました。

足湯パック

パスタの茹で汁に含まれるデンプンは、皮脂の汚れの除去にも役立ちます。

茹で汁を人肌に冷ましたのち、5分ほど足湯に浸かってからマッサージするとツルツルになります。

足に傷がある場合は、塩が入っているのでしみて傷みますので、綺麗にしたい箇所に茹で汁をかけるなど工夫して使うとよいでしょう。

髪の毛トリートメント

冷ました茹で汁をトリートメントする時の要領で髪の毛に馴染ませた後、5分ほどして洗い流します。

茹で汁に含まれるたんぱく質がダメージを修復し、アミノ酸が髪の毛をしっとりとしてくれます。

注意点として、小麦粉臭がするので、トリートメント後はシャンプー等でよく洗い流すことが必要です。

また、頭皮に傷がある場合は塩が入っているのでしみますから、良く治ってからの方がよいでしょう。

実際にパスタの茹で汁でトリートメントした後、シャンプーでよく洗い流し、いつものトリートメントをしないで、セットローションだけで髪の毛を乾燥させましたが、とてもしっとりとした仕上がりでした。

この他に、パスタの茹で汁を使って、衣類の油汚れ落とし、排水口のぬめり取り、雑草の除去などができます。

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パスタの茹で汁で乳化させる

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パスタの茹で汁が、水分と油が混ざり合うための乳化の手助けをします。

パスタの茹で汁に含まれるデンプンやグルテン(たんぱく質)が、「つなぎ」の役割をし、本来混ざらないで分離してしまう水分と油が混ざるようになります。

パスタソースを乳化させる理由

パスタソースを乳化させる理由は、

  • 油っぽさや水っぽさをなくし、口当たりを滑らかにする。
  • ソースにとろみをつけ、パスタとの絡みを良くする。

です。

パスタに含まれるデンプンが乳化剤となり、ソースにとろみをつけます。

乳化の注意点

パスタソースを乳化させる時に、気を付けてほしい注意点があります。

茹であがりに近い白くなった茹で汁を使う

先にも述べたように、茹で汁とオリーブオイルを乳化させるには、茹で汁に含まれるデンプンが必要です。

パスタを茹で始めてから間もない茹で汁を混ぜた場合は、茹で汁に十分なデンプンが溶け出していないので乳化しにくいです。

パスタを茹でていて、茹で汁が白くなってくると茹で汁にデンプンが溶け出した証ですから、茹であがる1分前くらいの茹で汁を使うとよいでしょう。

茹で汁の量に気を付ける

茹で汁が多すぎると、オリーブオイルの風味がなくなって水っぽくなります。

逆に茹で汁が少なすぎると、オリーブオイルの主張が強くなりベタベタします。

少しずつ様子を見ながら乳化させることが必要です。

例えば、最初にお玉1杯分約40ccを入れ、その後様子を見ながらスプーン1杯ずつ茹で汁を加えるという具合です。

空気を含ませる

パスタソースを乳化させる時に、空気を含ませると乳化が進み、口当たりが滑らかになります。

フライパンをゆすったり、菜箸でかき混ぜたりすると、空気を含ませやすくなります。

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まとめ

パスタの茹で汁は体に悪いか、捨てないで再利用する方法はあるか、などについてお伝えしました。

  • パスタの茹で汁は、摂り過ぎなければ体に悪いことはない。
  • パスタの茹で汁の再利用として、料理での活用と生活での活用がある。
  • 料理での活用として、パスタのソースを作る、スープを作る、パンやピザの生地に加えるなど。
  • 生活での活用として、食器洗いやコンロ周りの汚れ落とし、足裏パック、髪の毛トリートメントなど。

今までは捨てることが多かったパスタの茹で汁が、パスタやスープなどの料理を美味しくするだけでなく、生活にも多く活用できます。

うまく利用すれば、節水や節約にも一役買ってくれると思いますので、ぜひ参考にして、できそうなことから実践してもらえたらうれしいです。

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