肉じゃがの味が薄い、染みない、濃すぎた時の対処は?味付けの黄金比や水の量は? | 横浜独女のつれづれブログ

肉じゃがの味が薄い、染みない、濃すぎた時の対処は?味付けの黄金比や水の量は?

肉じゃが 味か薄い 肉じゃが

肉じゃがは、家庭料理の定番とか、日本の料理の定番などと言われ、子どもから大人まで好む料理でしょう。

いつもと同じように作っても、「今日の肉じゃがは味が薄いな。」、「ちょっと塩辛い感じだな。」などと思ったこともあるのではないでしょうか。

  • 肉じゃがの味が薄い時は、顆粒出汁や調味料を加えて調整してみるとよいです。
  • 肉じゃがに味が染みない時の対処法として、煮汁に調味料を加える、時間をかけて煮込む、煮汁を足して煮るがあります。
  • 肉じゃがの味が濃すぎた時は、出し汁を入れる、水と酒を少量入れる、水分が多い具材を入れる、リメイクするがあります。
  • 肉じゃがの味付けの基本となる黄金比は、酒1:しょうゆ1:みりん1の割合です。
  • 肉じゃがを普通の鍋で作る場合は、具材の頭が少し出てひたひたに浸るくらいの水の量を入れるとよいでしょう。

それでは、肉じゃがの味が薄い、染みない、濃すぎた時の対処法や味付けの黄金比、水の量などについて、もう少し詳しくご紹介していきます。


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肉じゃがの味が薄い時の対処法

肉じゃが 味が薄い

できあがった肉じゃがの煮汁を、スプーンなどですくって味見をして、味が薄いと感じた時には、顆粒出汁や調味料を加えて調整してみるとよいです。

肉じゃがの味が薄い時の対処法をお伝えします。

出汁の味がしない時

味見をした時に、出汁の味がするかどうかのチエックをします。

出汁が足りないと味に物足りなさを感じることがあります。

出汁の味があまり感じられなかったら、顆粒だしや粉末のだしを小さじ1ほど加えてみると旨味が加わるので、薄味が緩和されます。

さらに味を足したい時

出汁を加えた後、もう一度味見をしてみて、まだ何か足りないと感じた時は、酒、しょう油、みりん、砂糖を、1:1:1:1の割合で混ぜたものを少しずつ加えては、味見をしてみます。

好みの味になった時

調味料を加えて好みの味になったら、具材に火が通っているか確認し、通っていれば、その後5分ほど煮てから火を消し、冷ましながら味が染みるのを待ちます。

煮崩れが気になる時

肉じゃがの具材がちょうどよい柔らかさになっている時、これ以上再加熱すると具材が煮崩れしてしまいます。

そんな時は、具材を取り出してから、煮汁の味を上記の方法で調整した後、煮汁を沸騰させてから具材を戻し入れ、冷ませば大丈夫でしょう。

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肉じゃがの味が染みない時の対処法

肉じゃが 味が薄い

肉じゃがに味が染みない時の対処法として、

  • 煮汁に調味料を加える
  • 時間をかけて煮込む
  • 煮汁を足して煮る

があります。

煮汁に調味料を加える

水の量に対して調味料が少ないと、長い時間煮ても味は染みて濃くなりません。

そんな時は、煮汁に調味料を加えましょう。

調味料の比率は、酒1:しょう油1:みりん1:砂糖1がおすすめです。

調味料は、しょう油などしょっぱい物を先に入れると、甘い調味料は具材に染み込みにくくなるので、甘い物から入れます。

また、味見をしてみて出汁の味がしない時には、上記の「肉じゃがの味が薄い時の対処法」で示したように、顆粒出汁などを入れて再度味見をし、まだ薄いと感じる時に調味料を加えるということでもよいでしょう。

時間をかけて煮込む

肉じゃがなどの煮物は、味が具材に染み込むまである程度煮込む時間が必要です。

調味料を全部入れてから、煮汁がふつふつとする中火から弱火で煮含みます。

そして肉じゃがを煮込んだ後、冷めていく過程で浸透圧により味が具材に入っていくので、火を止めてゆっくり冷ますことが必要です。

煮汁が冷めるくらいの時間が経過して味が落ち着いた頃、もう一度火を入れて味見をしてみると、先ほどより味が染みているでしょう。

煮汁を足して煮る

具材が浸るくらいの煮汁がないと、味は染みていかないです。

煮汁が少ない場合は、前述の調味料の比率で調味料と出汁を使って煮汁を作り、肉じゃがに加えて煮るとよいです。

少し煮込んだら、ゆっくりと冷ましましょう。

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肉じゃがの味が濃すぎた時の対処法

肉じゃが 味が薄い

肉じゃがの味が濃すぎた時の対処法として、

  • 出し汁を入れる
  • 水と酒を少量入れる
  • 水分が多い具材を入れる
  • リメイクする

があります。

出し汁を入れる

具材に染み込んだ濃い味の調味料が出し汁に入るので、濃さが和らぎます。

具材が煮崩れしそうな場合は、取り出して味を調整してから最後に入れるとよいでしょう。

水と酒を少量入れる

水と酒を同量入れると、味が薄くなります。

水を入れすぎると締まりのない味付けになるので、加える量には注意しましょう。

水分の多い具材を入れる

しらたきや糸こんにゃく、きのこなど水分の多い具材を入れるとボリュームアップし、味も自然と薄まります。

リメイクする

調味料や分量を間違えて、味が濃すぎて食べられないという場合は、リメイクするという方法もあります。

例えば、出し汁、白菜や大根、きのこや豆腐などの具材を加えれば、けんちん汁になります。

また、カレー粉を加えればスープカレーに、牛乳を加えてクリームシチューにすることもできます。

しょう油を入れ過ぎてしょっぱくなった時の対処法として、砂糖やみりんを入れて甘みを加えようとすると、味が濃くなりすぎて失敗するので注意しましょう。

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肉じゃがの味付けの黄金比

肉じゃが 味が薄い

肉じゃがの味付けの基本となる黄金比は、酒1:しょう油1:みりん1の割合です。

基本となる黄金比

すべての調味料を同じ量で入れることで、肉じゃがの味が決まります。

これ以外の割合でも美味しい肉じゃがを作ることはできますが、まず初めに基本の黄金比で作って味わってから、慣れてきたら、自分好みの味にアレンジしてみるとよいでしょう。

甘めが好きな人へおすすめ

肉じゃがの基本の分量は、上記のように酒としょう油とみりんの3つの調味料を同じ分量で入れることです。

しかし、もっと甘い肉じゃがをお好みの方は、みりんや砂糖の量を少し多くするとよいでしょう。

しょう油の量を減らして甘くしようとすると、肉じゃがの味が薄くなったり、甘さが強くなりすぎたりしてしまい、美味しくなくなります。

しょう油の量は減らさないで、みりんや砂糖で甘さを調整するとよいでしょう。

濃いめが好きな人へおすすめ

出し汁やしょう油・みりんを入れる

出し汁を入れることで、味が複雑になり深みが出ます。

それでももう少し濃い方がよいという時には、しょう油とみりんの量を増やすとよいでしょう。

しょう油の量だけ増やすと、塩辛く感じてしまうからです。

煮込んだ後、冷ます

味付けをして煮込んだ肉じゃがは、冷ますことで具材に味が染み込みます。

そこで、冷ます時間を長くすることで、肉じゃがの味は濃くなります。

調味料を入れるタイミング

美味しい肉じゃがを作るために、調味料の割合が重要ですが、もう一つ大切なことは、肉じゃがの味付けのタイミングです。

その手順は下記のようになります。

  1. 具材を切って、具材に油が回る程度に炒める。
  2. 出し汁または水を、具材がひたひたに浸るくらい入れる。
  3. 出し汁または水を入れたタイミングで、砂糖やみりんを入れて、アクを取り、落し蓋をして野菜に火が通るまで煮込む。
  4. 砂糖とみりんの甘みを染み込ませたら、仕上げにしょう油を加えて味見をする。この後煮込むので、やや薄いぐらいの味付けにする。
  5. 調味料を入れ終わったら、落し蓋をして弱めの中火で、15~20分ほど煮込む。
  6. 煮汁が少なくなってきたら、火を止めて冷ます。
  7. 食べる直前にもう一度火を入れて味見をする。味が物足りないようなら、この時に調味料を足して調整する。

私は、水とすべての調味料を入れて煮込むこともありますが、やはりいくつかの調味料を使って調理する時には、甘い調味料から先に入れることで、味がしっかりと入り、美味しく仕上がります。

冷ます時間は、理想的には、1時間ほど冷ますとよいですが、たとえ10分でも味の染み込みは違ってきます。薄味がお好みであれば、冷ます時間を短くし、濃い味がお好みの場合は、冷ます時間を長くするとよいでしょう。

肉じゃがの水の量

普通の鍋で作る時

肉じゃがを普通の鍋で作る場合は、具材の頭が少し出てひたひたに浸るくらいの水の量を入れるとよいでしょう。

じゃがいもや人参の量や大きさが多少違っても、この水の量で大丈夫です。

また、多少水の量を増減したとしても、仕上げの段階で煮詰めることで水分が蒸発するため、調味料の増減は心配しなくてよいです。

圧力鍋で作る時

圧力鍋で肉じゃがを作る場合の水の量は、しょう油や砂糖、みりんなどの調味料を含めて200mlが目安になります。

圧力鍋で肉じゃがを作る時に普通鍋で作る時のように、具材に浸るくらいの水を入れてしまうと、じゃがいもが煮崩れしてしまうので注意しましょう。

水なしで作る時

水なしで肉じゃがを作る場合は、火加減に注意する必要があります。

油をひいたフライパンで肉やじゃがいも、人参などの材料を炒め、調味料を入れて、野菜の水分で蒸し煮にします。

肉に火が通って、じゃがいもや人参などの野菜が柔らかくなれば出来上がりです。

水分が出やすい玉ねぎを多めに入れると、より美味しくなります。

火が強すぎるとじゃがいもに火が通りにくいので、中火~弱火で煮るとよいです。

水なしで肉じゃがを作る場合は、保温力が高く、水分を閉じ込めやすい鋳物のホーロー鍋がおすすめです。

フライパンで作る場合は、ぴったりと閉まる蓋があるとよいでしょう。

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まとめ

肉じゃがの味が薄い、染みない、濃すぎた時の対処の仕方、味付けの黄金比や水の量はどれくらいが良いか、についてお伝えしました。

  • 肉じゃがの味が薄い時の対処は、顆粒出汁や調味料を加えて調整してみるとよい。
  • 肉じゃがに味が染みない時の対処法として、煮汁に調味料を加える、時間をかけて煮込む、煮汁を足して煮るがある。
  • 肉じゃがの味が濃すぎた時の対処法として、出し汁を入れる、水と酒を少量入れる、水分が多い具材を入れる、リメイクするがある。
  • 肉じゃがの味付けの基本となる黄金比は、酒1:しょうゆ1:みりん1の割合。
  • 肉じゃがを普通の鍋で作る場合は、具材の頭が少し出てひたひたに浸るくらいの水の量を入れるとよい。

肉じゃがは味が染み込まなかったり、濃すぎたりして、失敗することもある料理ですが、基本の黄金比になれたら、自分流にアレンジすることもできる奥深い料理です。

「おふくろの味」と言われる所以でもあると思われます。

家族に喜んでもらえる美味しい肉じゃがを作る際に、この記事が参考になればうれしいです。

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