子どものためにキャラ弁を作りたいと思っても、忙しい朝にキャラ弁を一から作るのは大変です。
チーズのパーツを前日に作り置きできたら助かりますが、チーズは衛生面でも心配になります。
キャラ弁のチーズは、袋から出した後、直接手で触れないように気を付ければ前日に作り置きしても大丈夫です。
チーズの代用としておすすめは、
- かまぼこ
- はんぺん
- 卵白の薄焼き卵
- カニカマの白い部分
- クレープの生地
です。
それでは、キャラ弁のチーズは前日に作り置きしても腐らないか、チーズの代用品のおすすめは何か、などについてもう少し詳しくご紹介していきます。
キャラ弁作りをしたいけどハードルが高いので躊躇している方、キャラ弁作りの時間をもう少し短縮したいと思っている方、この記事を参考にしてもらえれば、キャラ弁作りの繊細な作業にイライラすることもなくなりますよ。
キャラ弁のチーズは前日に作り置きでも大丈夫?
キャラ弁のチーズは、袋から出した後、直接手で触れないように気を付けて作れば、前日に作り置きしても大丈夫です。
チーズはカビが生えやすい食材のため、衛生上心配になります。
特に前日作り置きする場合は、細心の注意が必要です。
キャラ弁のチーズを、前日に作り置きする上での注意点をお伝えします。
- チーズは袋から出した後、手袋や箸、ピンセットなどを使って直接手で触れないようにする
- 切り抜いた後は、ラップに重ならないように並べて挟む
- お皿に乗せて冷蔵庫に保存する
細かい作業は前日に済ませてしまえば、朝は時短でキャラ弁が作れます。
チーズの代わりになるものは?
キャラ弁作りでチーズの代わりになるものとして、
- かまぼこ
- はんぺん
- 卵白の薄焼き卵
- カニカマの白い部分
- クレープ生地
などがあります。
チーズはキャラ弁作りでは、土台やパーツなどによく使われますが、中には乳製品アレルギーやチーズ嫌いなお子さんもいますので、チーズの代わりになる食材とそれを使う時のコツのようなことをお伝えします。
かまぼこ
かまぼこは、2cm位の厚さにスライスして土台にしたり、小さく型どってパーツにしたりできます。
チーズを切る時と同様に、型抜き、ストロー、カッター、爪楊枝などを使えば、型取ることができます。
はんぺん
はんぺんは、柔らかいので爪楊枝やストローを使って、カットしたり、スライスしたりできます。
立体的なパーツにしたい時は厚めにカットし、白目などの顔のパーツは薄くスライスするなど、パーツに合わせて自由に使用できます。
はんぺんは加熱済みの食材なので、カットしてそのままお弁当に入れられますが、心配な場合は、カットした後さっと茹でておくと安心でしょう。
この時塩で味付けしておくと、食べやすいです。
卵白の薄焼き卵
卵白の薄焼き卵を作る時には、溶いた卵白に水溶き片栗粉と少量の塩を混ぜて焼くと破れにくく、味が付いて美味しいです。
顔の土台などベースになるような、やや広めの箇所を白くしたい場合には使いやすいです。
カニカマの白い部分
キャラ弁でカニカマを使う時は、外側の赤い部分を使うことが多いですが、この部分を剥がして、内側の白い部分を使うとよいでしょう。
カニカマは縦に裂けやすいので、帯状のパーツで使うと便利です。
クレープの生地
小麦粉(大さじ4)、片栗粉(大さじ1)、塩(少々)、水(適量)を、クレープ生地のゆるさになるようによく混ぜて、両面をフライパンで焦がさないように、弱火で火が通るまで焼きます。
その後は、お好みの形に切れば使えます。
広い範囲も小さなパーツにも使うことができます。
ひと手間加えなければなりませんが、余った分はラップに挟んで冷凍保存できます。
キャラ弁のチーズが溶けるのを防ぐ方法
キャラ弁のチーズが溶けるのを防ぐ方法として、
- ご飯はしっかり冷ます
- チーズは使う直前まで冷蔵庫に入れて置く
- 手早く作業する
- フィルムを残したまま作業する
の4つをお伝えします。
ご飯はしっかり冷ます
ご飯はキャラ弁作りに欠かせませんが、ご飯が温かいままチーズを置くと溶けてしまいます。
前もってご飯をしっかり冷まして置くことが大切です。
ご飯の表面は冷めていても、中はまだ温かいこともあるので、中まで冷めていることを確かめてから、チーズを置きましょう。
この時、ラップをふんわりと被せておくと、ご飯がカピカピになってしまうことを防げます。
チーズは使う直前まで冷蔵庫に入れて置く
チーズでパーツを作る時、使う直前に冷蔵庫から出すことが大切です。
冷たいチーズの方が扱いやすく、重ね切りもできます。
ただし、細かいパーツを重ね切りしているうちに温かくなって剥がしにくくなるので、要注意です。
また、室温が上がって柔らかくなると切りづらくなるので、室温を上げないように気を付けたり、保冷剤を使ってチーズを冷やしながら作業したりするとよいでしょう。
手早く作業する
時間をかけて作業すると、チーズが柔らかくなってしまったり、乾燥してお皿にくっついたりしてしまいます。
作業の段取りをして、チーズのパーツを切ったらできるだけ早くデコレーションしたり、ラップに並べて冷蔵庫に保存したりしましょう。
パーツを切った後に別の作業をしなければならない場合は、ラップをして乾燥しないようにするとよいです。
フィルムを残したまま作業する
型抜きやカッター、爪楊枝などを使ってチーズをくり抜く場合、チーズをフィルムから剥がすのではなく、残したまま作業するとよいです。
その例として、
- フィルムに油性ペンで書いてから、油性ペンの上から爪楊枝で強めになぞり、フィルムを剥がし、跡が付いた部分を爪楊枝でくり抜く
- 小さめなパーツを作る場合は、チーズの下のフィルムは剥がさないで、上の半分だけを剥がして爪楊枝などでくり抜く作業をする
などがあります。
キャラ弁に向いているチーズの種類
スーパーなどの食品売り場に行くと、たくさんのチーズが陳列してありますが、キャラ弁に使われるチーズとして、
- スライスチーズ・チェダースライスチーズ
- 溶けるスライスチーズ
- 6Pチーズ
についてお伝えします。
スライスチーズ、チェダースライスチーズ
この2つのチーズは、薄黄色とオレンジ色の色違いで使い分けて、土台やパーツ作りに使います。
スライスチーズで顔の土台を作り、髪の毛やメガネなどをチェダーチーズで作るなど、チーズの色違いを上手く生かす工夫をするとよいでしょう。
また、スライスチーズとハムを抜き型で抜き取って、チーズにハムを重ねてマヨネーズで貼り付ければ、チーズが反り返るのを防ぐことができます。
溶けるスライスチーズ
丸める時や折れそうな箇所に使用します。
例えば、ハムの上にチーズを重ねて端から巻いていき、1本ずつラップをして冷蔵庫で寝かせた後、ラップを外して1cm幅に切り分けます。
そのまま入れたり、ピックに刺したりしてお弁当に入れます。
溶けないチーズでもできますが、溶けるチーズの方が割れにくいです。
6Pチーズ
6Pチーズを顔の土台にして、ハムや人参、海苔などを使って作った鼻や頬、目や眉毛、口などのパーツをマヨネーズで貼り付けます。
キャラ弁のチーズも腐る?
「チーズは発酵食品なので腐らない。」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、チーズも腐ります。
キャラ弁のチーズも同様です。
チーズが腐った場合、見た目には、カビが一番わかりやすいですが、乾燥してカリカリになっている時や、水分が出てべたべたしていたり、ぬめりを感じたりする時も腐っている特徴と言えます。
お子さんには、チーズが腐っているかどうかを見分けるのは難しいでしょうから、大人の配慮が必要です。
生温かい状態のご飯にチーズを乗せたり、常温で持ち歩いたりすると腐ってしまうリスクが高まります。
ご飯をよく冷ましてからチーズを乗せたり、保冷剤などを入れたりするとよいでしょう。
ネット上には、「キャラ弁にチーズを使うのは、衛生面から考えると雑菌が付きやすく不安です。」という声もありました。
特に、梅雨時や夏場のキャラ弁にはチーズを入れずに、安全面を一番に考えて代用品で済ませるようにすることも必要でしょう。
キャラ弁を作る時に心がけるとよいこと
キャラ弁を作る時に心がけた方がよいと思うことは、他の園児や保護者、教職員など周囲への配慮です。
ネット上に、「毎日お子さんのためにキャラ弁を作っていたお母さんに、『キャラ弁や華やかなお弁当は禁止です』という連絡が幼稚園から来た。」という記事が載っていました。
なぜキャラ弁が禁止になったかというと、直接の原因は、保護者からのクレームのようですが、それだけではなく、衛生面、食育面、教職員の負担などの理由が挙げられるでしょう。
集団生活での食事は、たとえお弁当といえども、食育の一環と言えます。
お子さんが喜ぶお弁当を作る
キャラ弁でなくても、お子さんが喜ぶお弁当は作れるのではないでしょうか。
例えば、
- カップやピック、バランなどお子さんと一緒に選ぶ
- ウインナーやかまぼこなどを使って、簡単にアレンジする
- 季節の野菜を取り入れて、彩り豊かなお弁当を作る
- お子さんの好物を、必ず1つは入れる
などです。
お子さんにルールを守ることの大切さを教える
教職員が園児全体のことを考えて決めたルールを、守ることの大切さをお子さんに伝えましょう。
今まで作っていたキャラ弁を作らなくなると、お子さんからの不満もあるでしょう.
しかし、キャラ弁を作ってあげたいけど、「幼稚園でみんなが仲良く楽しく過ごすために、幼稚園のルールを守ることも大事。」ということを、お子さんに示す良いチャンスだと思ってみるとよいのではないでしょうか。
たとえ、キャラ弁でなくても一生懸命作ってくれたお弁当には、お母さんの愛情がたっぷり詰まっていて、お子さんにもしっかり伝わり、お子さんの心を満たしてくれるはずです。
キャラ弁が禁止でない場合の配慮
最近、キャラ弁禁止の幼稚園が増えてきたということですが、禁止になっていない幼稚園に通っている場合でも、キャラ弁を作る場合は、周囲に配慮することが大切でしょう。
様々な事情でキャラ弁を作れない家庭もありますので、毎日キャラ弁を持って行くことでの周囲への影響は大きいはずです。
お母さん本人も、無理をしない、がんばり過ぎない、凝り過ぎないなどを心がけることが長続きできる秘訣になるでしょう。
例えば、運動会や遠足などの行事や特別なイベントの時は、大いに腕を振るうという方法もあります。
そういう私も、かつてキャラ弁を作ったことがあります。
その反省も踏まえて、この記事を書いています。
まとめ
キャラ弁のチーズは前日に作り置きでも腐らないか、チーズの代用品のおすすめは何か、などについてお伝えしました。
- キャラ弁のチーズは、袋から出した後、直接手で触れないように気を付けて作れば、前日に作り置きしても大丈夫
- キャラ弁作りでチーズの代用品になるもののおすすめとして、かまぼこ、はんぺん、卵白の薄焼き卵、カニカマの白い部分、クレープ生地など
朝食の準備や洗濯などで大忙しの朝の時間に、キャラ弁を作るのは大変ですが、チーズのパーツを前日に作り置きできれば、当日はその忙しさから多少解消されます。
チーズは、たんぱく質やカルシウム、脂肪分がバランスよく含まれており、少量でも栄養価が高いと言われています。
お弁当にチーズを入れることは、お子さんにとって美味しくて栄養も摂れるので、おすすめの食材の一つと言えます。
キャラ弁を楽しく作って、美味しく食べてもらい、お子さんとのコミュニケーションの広がりが更に期待できるように、この記事を参考にしてもらえたらうれしいです。
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