チャーハンは食中毒の原因となるセレウス菌が繁殖しやすいため、冷蔵保存でも保存方法を誤ると食中毒が発生する危険性があります。
セレウス菌は10℃~40℃の環境で最も繁殖するので、チャーハンは常温保存には向きません。
チャーハンを作ってからすぐであれば冷蔵保存が可能ですが、しばらく常温に置いてしまったチャーハンは、その後冷蔵保存であってもセレウス菌が繁殖している恐れがあるので危険です。
チャーハンは冷蔵庫で保存した場合、1~2日ほど日持ちします。
冷凍の場合は1ヶ月程度です。
常温保存は日持ちしません。
チャーハンなどの油を使った料理をプラスチック製の保存容器で保存すると、油や汚れや匂い移りが気になるという方は、ガラス製の保存容器がおすすめです。
チャーハン冷蔵庫での日持ち
チャーハンの冷蔵での日持ちは、1~2日ほどです。
あまり日持ちはしませんので、できるなら翌日までには食べきるようにしましょう。
チャーハン冷蔵での保存方法
チャーハンの冷蔵での保存方法は、下記の通りです。
ラップに包むか、タッパーなどの密封容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵庫に入れるタイミングはあら熱が取れ、よく冷ましてからです。
チャーハンの冷蔵は危険?
「チャーハンの冷蔵は危険」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
その理由はチャーハンは多くの具材を使用し、水分が多いため食中毒の原因となるセレウス菌が繁殖しやすいためです。
セレウス菌は10℃~40℃の環境で最も活発に繁殖します。
なのでチャーハンは常温保存には向きません。
危険なのは常温保存であり、しっかりと冷蔵庫で保存すれば大丈夫です。
ただし、中に入っている具やその時の気温、冷蔵庫に入れるタイミングなど条件によって日持ちは変わってきますので、食べるときには傷んでいないかしっかり確認しましょう。
その判断は、自己責任でお願いします。
チャーハンを傷みにくくするポイント
ちょっとしたコツでチャーハンを傷みにくくすることは可能です。
- 梅干しを刻んで入れる
- 作ったチャーハンにポン酢、レモン汁をかける
このように酸味の強い食材を組み合わせることにより、チャーハンが傷みにくくなります。
でも過信は禁物です。
あくまで補助的な役割であることを忘れないでください。
しっかり日持ちする期限を守り、期限内であっても変な匂い、味がある、ネバネバするなどの異常があれば傷んでいる可能性があるので、食べないようにした方が安全です。
チャーハン冷凍での日持ち
チャーハンの冷凍での日持ちは約1ヶ月です。
かなりの長期間持ちますが、風味が落ちてしまうため、なるべく早めに食べましょう。
チャーハン冷凍での保存方法
チャーハンの冷凍での保存方法は下記の通りです。
チャーハンのあら熱がとれたらラップやジップロックに一食分ずつ包みます。
この時のポイントは空気に触れないようにきっちりと包むことです。
こうすることにより、冷凍焼けや匂い移りを防止することができます。
チャーハン常温での日持ち
チャーハンを常温に置くのは絶対にNGです。
常温ではほぼ日持ちしません。
常温だとすぐにセレウス菌が繁殖してしまい、食中毒の原因となってしまいます。
チャーハンが残ったら、すぐに冷蔵保存か冷凍保存しましょう。
冷凍チャーハンをパラパラにしたい場合
やっぱりチャーハンはパラパラの方が美味しいですよね。
冷凍するときに、ひと手間かければパラパラチャーハンにすることが可能です。
まずはジップロックに入れて、冷凍庫で1時間程度冷やします。
そうしたら取り出し、揉み解してパラパラの状態にします。
これを3~4回繰り返します。
ちょっと手間がかかりますが、ただ冷凍しただけのチャーハンとは一味違うパラパラの冷凍チャーハンになります。
良かったら試してみてくださいね。
まとめ
今回はチャーハンの日持ちについてご説明しました。
大切なポイントを再度あげてみます。
- チャーハンの冷蔵での日持ちは1~2日
- チャーハンの冷凍での日持ちは1ヶ月程度
- チャーハンの常温での保存はNG
- チャーハンは食中毒の原因となるセレウス菌が繁殖しやすいので、冷ましたらすぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れる
これで作り過ぎてしまったチャーハンの扱いに悩むことはなくなるはずです。
しっかり衛生的に保存してくださいね。
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