たまに、「しまった!常温のまま放置しちゃった!」なんてこと、ありませんか?
そんな時、そのご飯の取り扱いに困ってしまいますよね?
結論から言うと、常温に放置されたご飯は食中毒を起こす可能性があるので、食べないほうがいいです。
ご飯を常温保存できる時間の目安は、2時間ほどと言われています。
と言っても気温の高い夏場などでなければ、2時間ほどですぐに傷んでしまうことはあまりありませんが、それでも半日以上たったご飯は食中毒の元となる菌「セレウス菌」が繁殖している可能性があるので、食べるのを避けた方が良いです。
今回の記事では、腐ったご飯の特徴や常温保存したご飯の危険さについて詳しく解説しています。
ご飯は基本的には常温には置かず、炊飯器の保温機能に任せるか、冷凍保存を心がけましょう。
いつもご飯を余してしまという方は、食べたいときに手軽にご飯が炊ける電子レンジ専用の炊飯器がおすすめです。
常温に放置していたご飯は食べられる?
常温に放置していたご飯は、基本的には食べるのを避けた方がよいかと思います。
ご飯には「セレウス菌」という菌が付着しています。
少量であれば、食べてしまっても問題ありませんが、大量に摂取した場合、下痢やおう吐など食中毒の症状が現れます。
この菌は常温の温度帯が一番繁殖しやすい菌なので、常温で放置したご飯には大量に含まれている可能性があります。
特に夏場は繁殖のスピードが早いので、ご飯の取り扱いには注意が必要です。
特に抵抗力の弱いお子さんや高齢者の方は食べないように気を付けましょう。
ご飯は腐るとどうなる?
ご飯が腐ったときの大きな特徴としては、
- ご飯の色が変色する
- 糸をひくような粘りがある
- 異臭がする
- 一口食べてみたら味に酸味を感じる
などです。
これらの特徴が出てきたご飯は腐っている可能性がとても高いです。
もったいないですが、食べずに捨てるようにしましょう。
ご飯の常温放置は危険!
先に説明した「セレウス菌」の件からも、ご飯の常温放置は危険です。
余ったご飯はまたすぐに食べるのであれば、炊飯器の保温モードで保存、しばらく食べる予定はないのならば、冷凍保存しましょう。
冷蔵保存も可能ですが、ご飯は冷蔵すると劣化を早めてしまい美味しくなくなってしまいます。
また、冷蔵庫に入れるまでに常温に置いしまっていた場合は、すでに菌が繁殖している可能性があります。
「ちょっとの時間だから……」と言っても常温保存は危険です。
特に夏場は特に食中毒の危険が高まります。
ご飯の常温放置は絶対にやらないようにしましょう。
ご飯の常温での日持ち
では、ご飯は常温ではどのくらい日持ちするのでしょうか?
基本的には2時間ほどが目安とされています。
夏場はもっと短く、事実上常温保存はできないと思ったほうがいいかもしれません。
とくに炊き込みご飯のような水分が多く含まれるご飯は、もっと常温保存できる時間が短いので要注意です。
ご飯は常温には置かずに、すぐに食べきるか冷凍保存してしまいましょう。
まとめ
今回はご飯の常温保存についてお伝えしました。
- 常温保存したご飯は、食中毒を引き起こす「セレウス菌」が繁殖しやすいため、基本的には食べないほうがよい
- ご飯は腐ると、ご飯の色が変色する、糸を引くような粘りがある、おかしな臭いがする、一口食べてみたら味に酸味を感じるなどの変化がある(これらの症状が出たご飯は口にせず捨てる)
- ご飯の常温放置は危険!炊飯器の保温モードか冷凍で保存する
- ご飯の常温での日持ちは2時間程度、夏場はもっと短いので要注意
ご飯の常温保存の日持ちの短さにびっくりした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
毎日口にするご飯だからこそ、衛生状態にはしっかりと気を付けたいものですね。
ご飯は電子レンジでも炊くことができるので、こまめに炊いて余らないようにしましょう。
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