バナナを離乳食としてそのままあげられるのはいつから? | 横浜独女のつれづれブログ

バナナを離乳食としてそのままあげられるのはいつから?

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甘みが強く、ヨーグルトや野菜との相性もよいバナナを、離乳食として取り入れたいと思う方も多いでしょう。

しかし、バナナを離乳食として取り入れる場合、そのまま生で食べさせてよいのか、加熱した方がよいのか心配になります。

・バナナをそのまま生で食べられるようになるのは、離乳食中期の7~8カ月頃からです。

・加熱してペースト状にすれば、離乳食初期の5~6ヶ月頃からでも与えることができます。

それでは、バナナは離乳食としてそのままあげられるのはいつからかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。

離乳食のお粥がそろそろマンネリ化してしまい、バナナをあげてみたいと思っている方、この記事を参考にしてもらえれば赤ちゃんに安心してバナナをあげることができますよ。


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 離乳食でバナナを生で食べられるのはいつから?

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バナナをそのまま生で食べられるようになるのは、離乳食中期の7~8カ月頃からです。

加熱してペースト状にすることで、離乳食初期の5~6ヶ月でも食べられます。

初めてバナナを食べさせる時には、そのまま飲みこんでしまい喉に詰まらせてしまう心配もあるので、目を離さないで、しっかり飲み込むまで様子をよく確認しましょう。

離乳食のバナナを加熱する理由

加熱すると甘くなる

バナナに含まれる消化酵素であるアミラーゼの働きが活性化するのは、40~50℃の間だそうです。

40~50℃の間でゆっくり火を通すことで、バナナのでんぷんが分解されてオリゴ糖へと変わるので、甘い味になると言われています。

バナナを加熱して甘くする方法をお伝えします。

お湯につける方法
  1. バナナを40~50℃のお湯1Lにつけて、5分間温める。
  2. 取り出したバナナの水気を拭いて、1時間ほど室温に置いてから調理する。

朝ごはんに使いたい場合は、前日に加熱して置いても大丈夫です。

《40~50℃のお湯の作り方》

  • 給湯器の温度設定を50℃にすると、自動で50℃のお湯が出る。
  • 沸騰させたお湯と水を、1対1の割合で入れる。
電子レンジを使う方法
  1. バナナを5mmほどの厚さの輪切りにする。
  2. 耐熱容器に入れて、ふんわりとラップをかけて、電子レンジ600wで20~30秒ほど加熱する。
  3. 加熱が足りないと思ったならば、様子を見ながら10秒ずつ再加熱する。

加熱し過ぎると、バナナが破裂することもありますので、注意してください。

バナナはアレルギーが出やすい

バナナは、アレルギーの「特定原材料に準ずる20品目」に指定されていますので、アレルギーが出やすい食品だと言えます。

アレルギーの症状は、かゆみや湿疹(じんましん)、咳、唇の腫れ、腹痛・下痢や嘔吐、目の充血・痒みなどがあります。

まれに、アナフィラキシーというショック症状になり、喉の粘膜が腫れて呼吸がしづらくなったり、意識障害を起こしたりすることもあります。

加熱することでアレルギーの症状が出にくくなると言われています。

アレルギー反応が起こらないように、加熱して注意深く食べさせることが大事です。

バナナを与えた後は、全身をよくチエックして変化を見逃さないようにしましょう。

バナナを生のまま与える時の注意点

初めての時はバナナの量に注意

生のままのバナナを与えられるのは、離乳期の7~8カ月頃からですが、初めての時には少しの量(離乳食用スプーン1杯ほど)にしておくとよいでしょう。

生で与えるということは、酵素などの栄養素を取り入れやすくなるという良さがある反面、加熱により死滅していた菌が生き残っていますので注意が必要です。

食材の組み合わせと与える時間に注意

バナナを離乳食に初めて取り入れる時には、それ以外の食材を今までに何回も与えていて赤ちゃんが食べ慣れているものにするとよいでしょう。

そうすることで、万が一赤ちゃんの体調に変化が表れた場合に、原因がバナナであると思われるからです。

また、バナナの離乳食に赤ちゃんが慣れるまでは、午前中に食べさせるように心がけるとよいでしょう。

赤ちゃんにアレルギー症状が出ても、病院で診てもらうことができるからです。

食べ頃のバナナを与える

バナナがまだ緑がかっている場合は、固いので離乳食期の赤ちゃんには不向きです。

室内に置いて黄色くなってから与えるとよいです。

特に下記の写真のように、皮に茶色い斑点ができているバナナ(シュガースポットがあるバナナ)は、熟している証拠ですから赤ちゃんに与えるには最適です。

離乳食 バナナ 生

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離乳食期のバナナの量はどれくらい?

離乳食 バナナ 生

  • 離乳食期初期は離乳食用スプーン1杯ほど
  • 離乳食期中期は20~30g
  • 離乳食期後期は30~40g
  • 離乳完了期は40~50g

と言われています。

月齢別のバナナの食べさせ方と量は下記のようになります。

離乳食初期の5~6ヶ月頃:離乳食用スプーン1杯ほど

この時期は、すり潰した食べ物を飲み込む時期なので、バナナを加熱した後ペースト状にしてから与えるとよいでしょう。

加熱する温度は40~50℃くらいです。

離乳食中期7~8カ月頃:20~30g

この時期は、もぐもぐして自分の舌で潰して食べることができるようになるので、潰し方を離乳食初期よりも荒くしても食べられます。

加熱してあげても生のままの状態でも大丈夫ですので、舌で潰せる固さにして赤ちゃんにあげてみて、お好みを見つけるのもよいでしょう。

離乳食 バナナ 生

  • 左の写真:すり鉢ですりつぶして、水大さじ1を加え、レンジで20秒加熱したバナナ(離乳食初期)
  • 右の写真:スプーンで潰したバナナ(離乳食中期)

離乳食後期9~11ヶ月頃:30~40g

この時期になると、もぐもぐして食べるのが上手になって、歯茎で潰して食べられるようになるので、小さな角切りでも食べられるようになります。

離乳完了期12~18ヶ月頃:40~50g

形のある食べ物を歯茎や歯でかみつぶすことができるようになるので、中期の頃よりもやや大きな角切りや棒状などのものでも大丈夫になります。

離乳食 バナナ 生

  • 左の写真:5~7㎜ほどの大きさに切ったバナナ(離乳食後期)
  • 右の写真:2㎝ほどの棒状に切ったバナナ(離乳食完了期)

月齢別の食べさせ方は、あくまでも目安です。

個人差があるので、上手く食べられない場合もあり、この目安に合わせなくてはならないわけではありません。

生で食べさせるか加熱するかなど、赤ちゃんの成長に合わせて、食べさせ方を変えて様子を見ましょう。

離乳食期の果物の量については、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」の中で、離乳の進め方の目安として、掲載されています。

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離乳食用バナナの冷凍方法

離乳食 バナナ 生

離乳食用バナナの冷凍方法は、

  • 1本丸ごと冷凍する
  • 輪切りにして冷凍する
  • ペースト状にして冷凍する

があります。

バナナが完熟した頃を見計らって、冷凍保存することをおすすめします。

バナナの冷凍方法と解凍方法

1本丸ごと冷凍する

冷凍方法
  1. バナナの皮を剥く。
  2. 1本丸ごとラップに包んで、冷凍用保存袋に入れる。
  3. 金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れる。
解凍方法
  1. 凍ったままおろし器でおろす。
  2. おろしたバナナを器に入れ、ふんわりとラップをして、電子レンジ600Wで20秒ほど加熱する。
  3. 粗熱をとった後、赤ちゃんに食べさせる。

輪切りにして冷凍する

冷凍方法
  1. バナナの皮を剥いて、輪切りにする。
  2. 輪切りにしたバナナを1食分ずつラップに包んでから、冷凍用保存袋に入れる。
  3. 金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れる。
解凍方法
  1. 冷凍したバナナを冷凍庫から出して、電子レンジ600Wで20~30秒ほど加熱する。
  2. 粗熱をとった後、赤ちゃんに食べさせる。

ペースト状にして冷凍にする

冷凍方法
  1. バナナの皮を剥く。
  2. バナナをフリーザーバックに入れて、上から掌で押して潰したり綿棒で叩いたりしてペースト状にする。
  3. ペースト状になったバナナを1食分ずつラップに包んだ後、冷凍用保存袋に入れる。または、冷凍用保存袋に入れてから1食分ずつ菜箸などで区切る。
  4. 金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れる。
解凍方法
  1. 冷凍したバナナを冷凍庫から出して、電子レンジ600Wで20~30秒ほど加熱する。
  2. 粗熱をとった後、赤ちゃんに食べさせる。

離乳食バナナを冷凍・解凍する時の注意点

離乳食に使うバナナを冷凍・解凍する時には、下記のようなことに注意しましょう。

  • 冷凍したバナナは、1週間ほど保存できます。保存した日にちを書き留めておくと忘れずに使い切ることができます。
  • 冷凍したバナナを大人が食べる時には、室温や冷蔵庫での自然解凍でも大丈夫ですが、赤ちゃんに与える時には、菌の増殖を防ぐためにも必ず再加熱してから食べさせましょう。
  • 一度解凍したものを再冷凍することは、傷みやすく衛生的にも好ましくありませんので、使う分だけ解凍し、もし余ったら家族が食べるとよいです。
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まとめ

バナナを離乳食としてそのままあげられるのはいつからかなどについてお伝えしました。

  • バナナをそのまま生で食べられるようになるのは、離乳食中期の7~8カ月頃から
  • 加熱してペースト状にすれば、離乳食初期5~6ヶ月頃からでも与えることができる

バナナには、糖質を代謝してエネルギーに変えるビタミンB1、糖質・タンパク質・脂質の代謝を助けるB2、血液・筋肉になるB6、歯や骨の形成を手助けするマグネシウム、腸内環境を整える食物繊維など、離乳食期の赤ちゃんに欠かすことのできない栄養素が豊富に含まれています。

甘みもあり赤ちゃんに好まれ、しかも調理もしやすいので、赤ちゃんもお母さんもハッピーになれるバナナを積極的に離乳食に取り入れられるように、この記事が参考になればうれしいです。

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