手軽に野菜が摂れて健康に良いと言われている野菜ジュースですが、特に紙パックに入っているものは、飲みきりサイズから牛乳パックサイズまであり重宝します。
使いたい時に使えるようにまとめ買いしておいたところ、気づいたら賞味期限を過ぎていたということもありますよね。
- 紙パックの野菜ジュースは賞味期限から半年過ぎたら、飲むのを止めた方がよいでしょう。
- 賞味期限から半年過ぎた紙パックの野菜ジュースは、火を通しても危険です。
- 開封後の日持ちは、賞味期限に関係なく冷蔵庫保存で3~4日です。
それでは、紙パックの野菜ジュースは賞味期限切れから半年過ぎても飲めるか、開封後の日持ちはどれくらいかなどについて、もう少し詳しくご紹介していきます。
紙パックの野菜ジュースを常備してあることが多い方、賞味期限切れの飲料を今までに処分したことがある方、この記事を参考にしていただければ、せっかく買った野菜ジュースを無駄にしないで済むかもしれませんよ。
賞味期限切れの紙パック野菜ジュースはいつまで飲める?
紙パック入りの野菜ジュースは、正しく保存されていれば賞味期限切れになっても、1ヶ月は大丈夫な場合が多いです。
賞味期限切れはいつまで大丈夫?
紙パック入りの野菜ジュースは、賞味期限切れからいつまで飲めるか、月を追ってみていくと、半年過ぎたものは、飲むのはもちろん火を通しても危険かもしれません。
賞味期限切れから1ヶ月後
紙パック入りの野菜ジュースの賞味期限は半年ほどですが、表示の保存方法を守って保存された場合は、賞味期限が切れても1ヶ月ほどならば飲むことができる場合が多いです。
野菜ジュースは、栄養補給を目的としているものも多く、その中には紫外線に弱いビタミンB群やビタミンCなどもあります。
光によって分解される性質があるビタミンを守るために、遮光性の優れた紙パックに入れます。
保存状態がよくないと賞味期限内でも飲めなくなる場合があるので、注意が必要です。
飲む前に変な臭いがしないか、とろみがついていないかなど、ジュースの状態をよく確認してから飲んでください。
ただし、小さいお子さんには、期限内のジュースを飲ませた方が安心でしょう。
賞味期限切れから3~4ヶ月後
紙パックの場合は、缶ほど密封性が高くないので、3~4ヶ月期限が過ぎたら飲まない方がよいでしょう。
加熱調理をして、しっかりと火を通せば、期限が過ぎても3~4ヶ月は大丈夫なようです。
私は、時々野菜ジュースをカレーやパスタソース、洋風煮込み料理などに入れますが、コクが出て美味しくなります。
また、ゼラチンや寒天があれば、鍋で野菜ジュースを加熱してゼリーにすることができます。
賞味期限を過ぎた野菜ジュースをすぐに処分せず、料理やデザートに使えば、料理が美味しくなるだけでなく、ジュースを無駄にしないで有効活用できるので一石二鳥です。
半年後
半年過ぎたものは、飲むのはもちろん火を通しても危険かもしれません。
消費期限切れから半年過ぎた野菜ジュースを使う場合は、ジュースの状態をよく確認して、自己責任でお願いします。
ネット上には、「半年過ぎたジュースを使って、お腹を壊した。」という声もありましたので、無理をして使わない方がよいでしょう。
パーケージの表示の確認
ジュースには濃縮還元ジュースとストレートジュースがあります。
濃縮還元ジュースは野菜の汁を搾った後、熱で水分を飛ばして濃縮し、再度水分や香料を加えたものです。
ストレートジュースは、野菜の汁を搾って殺菌したものです。
野菜汁100%の野菜ジュースは、傷みやすい物も多く、期限切れになると酸化の進みが早いので、酸味や苦味が強くなることもありますから、賞味期限が過ぎたら2~3日以内に飲むことをおすすめします。
野菜汁100%のものは、パーケージに書いてある表示をよく見ると、「賞味期限」ではなく「消費期限」になっていることもあるので、しっかり確認することが必要です。
「消費期限」は安全に食べたり飲んだりすることができる期限ですので、「消費期限」になっているものは、期限内に飲み切りましょう。
ペットボトル入りの野菜ジュースの賞味期限切れ
ペットボトル入りの野菜ジュースの賞味期限は、1年ほどです。
賞味期限切れから1~2ヶ月は、味は多少落ちますが健康上問題なく飲めると言われています。
ペットボトルは、未開封でもわずかに空気を通します。
ペットボトル飲料には、酸化防止剤としてビタミンCが添加されているので、酸化により多少味が落ちても菌が繁殖するわけではありません。
また、ペットボトルにはキャップが付いているので、開封後でも酸化を最小限に抑えることができます。
ペットボトルのお茶や水の賞味期限切れについて、詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
缶入りの野菜ジュースの賞味期限切れ
缶入りの野菜ジュースの賞味期限は、3年ほどです。
賞味期限切れから3~5年は、健康上問題なく飲めると言われています。
ネット上には、「10年過ぎていても大丈夫。」という意見もありました。
野菜ジュースは、災害時の備蓄用としてのニーズがあるので、缶入りの物は賞味期限が長いものが多いです。
缶ジュースは加熱処理して殺菌してから封入されるので、製造時に菌が入ることはありません。
また、缶の中に少しだけ入った空気も製造時の加熱処理で抜かれるので、空気による酸化の心配もほぼありません。
ですから、缶入りのジュースは開封しない限り微生物が侵入することはなく、空気にも触れないので傷みにくいということです。
ジュースは長期間経つと味が落ちたり変化したりするので賞味期限が設けられていますが、期限が切れても健康上は問題ないと言われています。
紙パック野菜ジュースの開封後の日持ち
紙パック野菜ジュースの開封後の日持ちは、賞味期限に関係なく冷蔵庫保存で3~4日です。
開封後の日持ち
開封と同時に劣化が始まりますので、開封後は賞味期限に関わらず、3~4日以内に飲み切るようにしましょう。
開封すると空気に触れ、空気中の雑菌が野菜ジュースに入ってしまい雑菌が増殖します。
直飲みしたり、ストローを使って飲んだりすると、口の中の雑菌や異物が容器に混入し、雑菌が増え傷みが早くなりますので、その日のうちに飲み切るようにしましょう。
開封後の野菜ジュースを日持ちさせたい場合は、飲む量だけコップに移して飲むことをおすすめします。
傷んだ野菜ジュースの特徴
賞味期限が過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではありませんが、保存状態がよくないと期限内でも飲めなくなってしまう場合もあります。
そのため、賞味期限は正しく保存していた場合の目安と考えるとよいでしょう。
賞味期限が過ぎている場合は、必ずジュースの状態を確認することが必要です。
また、開封後の日持ちもあくまで目安ですので、開封後はジュースの状態を確認してから飲むとよいでしょう。
傷んでいるかどうかは、臭い、見た目、容器の変化で見分けるとよいでしょう。
臭い
ジュース本来の香りとは違う臭いや酸っぱい臭いがしたら、腐敗している可能性が高いので、飲むのを止めて破棄しましょう。
見た目
サラサラしているジュースにとろみが出てきた場合は、何らかの原因でジュースの中に雑菌が混入して繁殖している可能性があるので、破棄しましょう。
容器の変化
容器が膨らんでいたり穴が開いていたりしたら、腐敗に伴うガスの発生や、雑菌の繁殖が考えられるので、飲むのを止めて破棄しましょう。
まとめ
紙パックの野菜ジュースは賞味期限切れから半年過ぎても飲めるか、開封後の日持ちはどれくらいか、などについてお伝えしました。
- 紙パックの野菜ジュースは賞味期限切れから半年過ぎたものは、飲むのはもちろん、火を通しても危険
- 紙パック野菜ジュースの開封後の日持ちは、賞味期限に関係なく冷蔵庫保存で3~4日
紙パックの野菜ジュースの買い置きがあると、ちょっと野菜不足かなという時に重宝しますし、ゼリーなどのデザートやカレーなどの煮込み料理にも使えます。
紙パックジュースの賞味期限をチェックして賞味期限切れになっていた時、この記事が飲んでも大丈夫かどうか判断する際の手助けになればうれしいです。
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