- 期限切れから2ヶ月過ぎたツナ缶は、正しく保存できていれば食べても大丈夫
- ツナ缶の開封後の賞味期限は、冷蔵庫保存で1~3日ほど
それでは、ツナ缶の開封後の賞味期限は何日くらいか、期限切れから2ヶ月のツナ缶は食べても大丈夫か、などについてもう少し詳しくご紹介していきます。
賞味期限切れのツナ缶を発見し、しぶしぶ処分したことがある方、この記事を参考にしてもらえれば、スーパーの安売りで買いだめしても大丈夫です。
賞味期限切れのツナ缶はいつまで大丈夫?
賞味期限切れ10年のツナ缶でも、食べられる場合があるようです。
ただし食べる場合は、見た目や臭いをよく確認し、自己責任でお願いします。
ツナ缶の保存場所は、湿気が少なくて、直接日光が当たらない冷暗所が適しています。
このような環境で保存したツナ缶は、長期間の保存が可能だと言われています。
賞味期限切れのツナ缶は、いつまで食べることができるのかまとめました。
賞味期限切れ半年~1年の場合
缶に穴が開いていたり錆があったりしなければ、食べられる場合が多いです。
缶を開けて中身が傷んでいないかよく確認して、食べられるかどうかの判断をしましょう。
賞味期限切れ2~3年の場合
こちらも食べられる場合が多いようです。
密封されている缶詰は調味料が食材に染み込んで旨味が増す「缶熟」という現象が起こると言われています。
製造から1ヶ月も経っていない物と比べると、賞味期限ぎりぎりの缶詰の方が美味しいそうです。
ある缶詰工場の人が「賞味期限から2~3年くらい経ったのが一番美味しい。」と某テレビ番組で答えていたそうです。
ただし、適切な環境で保存した場合に限るので、保存環境が心配な場合は、食べるのをやめておいた方がよいでしょう。
賞味期限切れ4~5年の場合
品質は低下するかもしれませんが、食べられることが多いそうです。
心配な場合は、加熱調理してから食べるとよいでしょう。
食べる前には、缶詰の膨張や臭いなどを確認して、少しでも違和感があったら食べるのを止めましょう。
賞味期限切れ10年の場合
賞味期限切れ10年のツナ缶でも、食べられる可能性があるようです。
ネット上に、「缶詰メーカーの倉庫から、大正時代に作られた缶詰(魚介類)が発見され、発見時60年以上経っていましたが、開けてみたら問題なく食べられた。」という記載がありました。
特殊な例だとは思いますが、保存状態が良ければ食べられる可能性があるということでしょう。
食べる前には、もちろん見た目や臭いをよく確認し、自己責任でお願いします。
ツナ缶は腐る?見分け方は?
保存環境が良くない場合、賞味期限内でも腐ることがあります。
食べない方がよいツナ缶の見分け方を、開封前と開封後に分けてお伝えします。
開封前
開封前のツナ缶が腐っているか見分けるには、缶の状態で判断します。
<缶が膨張している>
缶詰の中に空気が入っている場合、食品が酸化し腐敗していることもあります。
<缶の表面に錆や穴がある>
何らかの理由で密封が破壊されて、雑菌が入り込んでいる心配があります。
開封後
開封後のツナ缶が腐っているか見分けるには、見た目や臭いで判断します。
<見た目の色が変わる>
腐っているツナ缶はカニ味噌のような、少し緑っぽい色になることがあり、箸ですくうと糸も引くようです。
<いつもと違う臭いがする>
腐ったツナ缶からは異臭がするので、いつもと違う臭いを感じたら食べるのを止めて処分しましょう。
もし、食べてみて舌がピリピリしたら、すぐに吐き出した方がよいです。
開封後のツナ缶の日持ちは何日くらい?
長期保存ができるツナ缶ですが、開封後の日持ちは短く、冷蔵庫保存で1~3日ほどです。
常温保存で1日ほど、冷凍庫で保存すれば2週間から1ヶ月ほど保存することが可能とされています。
食品は酸素に触れることで腐食が早まります。
缶詰を作る時には缶の中から酸素を取り除き、真空状態にしてから高温殺菌をして、缶の中を無菌状態にします。
その後品質劣化を防ぐために冷却します。
これらの処理により缶詰は長期保存が可能になります。
無菌状態に置かれていたツナ缶は、開封すると生鮮食品と同じ扱いになるため、あまり日持ちしません。
開封後一度で使い切れない場合は、冷蔵庫で保存して早めに食べ切るようにしましょう。
私は、ツナ缶が使い切れずに残ってしまった時には、冷蔵庫保存して2~3日中にサラダのトッピング、酢の物、ナゲット、お味噌汁などに活用するようにしています。
開封後のツナ缶の保存方法
ツナ缶を開封すると空気に触れ雑菌が繁殖しやすくなり、品質も劣化してしまうので、常温保存は向きません。
これから、ツナ缶の冷蔵庫保存と冷凍庫保存についてお伝えします。
開封したツナ缶の冷蔵庫保存
- ツナを、缶から別の容器やジップロックなどの小袋に移し替える
- 油や水分も一緒に入れて冷蔵庫で保存する
*乾燥を防ぎ、ツナ缶の風味が保たれます。
開封したツナ缶の冷凍庫保存
直ぐに使わないで長期保存したい場合は、冷凍保存もできます。
- 油や水分と一緒にツナを冷凍用保存袋に入れる
- できるだけ平らにならして、空気を抜いて口を閉じる
- 金属トレイに乗せて、冷凍庫で保存する
使う時には、半日くらい前に冷蔵庫に移して自然解凍させるとよいでしょう。
食べる分だけ手で割って取り出し、解凍することもできます。
忙しい時は、ツナが温まってしまいますが、電子レンジの解凍モードを使って解凍することもできます。
解凍後も食感や風味の変化は少ないので、様々な料理に使えます。
ツナと一緒に生野菜やマヨネーズなど入れた物は、野菜から水分が出たり、マヨネーズが分離したりして美味しくいただけないので、おすすめできません。
開封後に缶のまま保存はダメ?
開封後は、缶のまま保存するのではなく、別の容器に移して保存します。
缶のまま保存しない方がよい理由は、缶詰の切口の錆び、缶詰の内面塗装、の2つがあります。
缶詰の切口の錆び
缶詰の切り口が、空気に触れることで錆びてしまうことがあります。
缶が錆びると菌が侵入し腐る原因になります。
缶詰の内面塗装
缶詰は食材に金属部分が触れないように、内面塗装が施されているものとされていないものがあります。
内面塗装していない缶詰は、スズがわずかに溶け出して有害化することもあるそうです。
日本のメーカーの缶詰は、内面塗装されているものが多いということですが、安全のために缶のまま保存するのは避けた方が賢明でしょう。
まとめ
ツナ缶の開封後の賞味期限は何日くらいか、期限切れから2ヶ月のツナ缶は食べても大丈夫か、などについてお伝えしました。
- 期限切れから2ヶ月過ぎたツナ缶は、正しく保存できていれば食べることができる
- ツナ缶の開封後の賞味期限は、冷蔵庫保存で1~3日ほど、冷凍庫保存すれば2週間から1ヶ月ほど保存が可能
ツナ缶は長期保存ができて災害時にも活用できます。
また料理の栄養価アップも期待できるので、重宝する食材です。
賞味期限内に食べ切るのが望ましいですが、期限切れになっても食べられるようにこの記事を参考にして上手に保存し、日々の食卓で美味しく活用してもらえるとうれしいです。
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