皆さん、御朱印巡りを楽しんでいますか?
時には旅行しながらの御朱印巡りも楽しいですよ。
やっぱりお勧めは京都です。
日本で一番寺社が多い地域ですし、日本一の観光地だけあって美味しいものもたくさんあります。
そして、女性一人旅がとてもしやすい地域です。
治安もいいですし、市内なら遅い時間も街は明るいく、何より全国から一人旅女子が集まっていますからね。
そんな時、どこに泊まりますか?
ビジネスホテル、ゲストハウス、思い切って高級ホテルなどいろんな選択肢がありますが、私のお勧めは宿坊です。
まずは宿坊となにか、からお話を始めましょう。
宿坊ってなに?
宿坊(しゅくぼう)とは、寺社が参拝客用に用意した宿泊施設のことです。
今は新幹線や飛行機で、その気になれば日帰りでも旅行できますが、昔の人は徒歩のみで旅や参拝をしていました。
そこで必要になったのが宿泊施設ですよね。
寺社が用意してくださった宿泊施設は今も多く残っていて、一般人である私たちも利用できます。
初めての宿坊一人旅!皆さんの疑問にお答えします!
本当に一人でも大丈夫?予約方法は?
一人旅のネックは「本当に一人で泊まれるか?」ですよね。
ほとんどのホテルが2名~だったり、1人だと割高になってしまったり……ひとり旅あるあるですよね。
すべての宿坊が1名でもokというわけではありませんが、1名でも温かく迎えてくださる宿坊はたくさんあるので、ご安心ください。
また予約も楽天トラベルなど大手予約サイトから予約できるところも多いんですよ。
普通のホテル感覚で予約できちゃいます。
まずは勇気を出して予約ボタンを押しちゃいましょう。
用意するものってあるの?
特にありません。
最近の宿坊はタオルや歯ブラシセットなど基本的なアメニティーを用意してくださっている場合が多いです。
(各宿坊で異なるので、予約時に確認しましょう。)
普通のお泊りセットで大丈夫ですよ。
信者じゃなくても平気?
仏さまを敬う気持ちがあれば大丈夫、問題ありません!
現に神様にお仕えしていた、元・巫女の私も多くのお寺の宿坊にお世話になっています。
特別な体験ってできるの?
宿坊によっては、写経・写仏・瞑想・滝修行などいろいろな体験ができるところもあります。
もし時間があれば貴重な機会なのでぜひ体験することをお勧めします。
私も写経を体験しましたが、頭の中を空っぽにして経文に向き合う感覚は忘れられません。
また仏教関係の本が充実している宿坊もあるので、夜はスマホを置いて読書三昧もいいですよ。
料金も明確に示している宿坊がほとんどなので、安心して挑戦できますね。
朝のお勤めって?
必ずと言って言い程、宿坊に泊まったときについてくるのが朝のお勤め体験です。
朝、仏様に読経をあげる法要に我々宿泊者も参加させていただけるのです。
参加は自由な宿坊が多いですが、これは絶対に参加した方がいいです!
宿坊に泊まらないと参加できない、貴重な行事です!
夏だと朝6時前に集合という場合もありますが、前日は早めに休んで備えましょう。
宗派により細かい点は異なりますが、鍛えられたお坊様の声がお堂に響き渡る様子はまさに圧巻です!
私は初めて参加した際は身震いしました。
その位の迫力があります。
終わった後はまた頭から冷水を被ったような、さっぱりとした気持ちになりました。
もうひとつのお楽しみ?
朝のお勤めの後は、ぜひ境内の散歩を楽しんでいただきたいです。
日中は賑やかな境内ですが、朝の拝観開始前の時間は宿泊者しかいません。
静かな境内をのんびり散歩するのって、心も穏やかになってお勧めです。
季節のお花や鳥を見つけたり、朝からなんだかお得な気分です。
初心者におススメ!宿坊3選

知恩院和順会館の客室
さて、案ずるよりは産むが安し。
実際に泊まってきたなかで、特に初心者の方でも泊まりやすい宿坊をご紹介します。
知恩院 和順会館
知恩院は除夜の鐘でも有名ですよね。
ちなみに予約は楽天トラベルから。
通常のホテル予約と同じ要領で泊まれます。
緊張しながら行ったんですけど、まるで高級ホテルのようなフロントで逆にびっくりしてしまいました。
お部屋も1人なのに8畳間、お部屋の中もとてもきれいで、アメニティーもホテル並みに揃っています。
智積院会館
智積院会館もホテル並みに綺麗な宿坊で、楽天トラベルから予約できます。
温かく迎えてくださったのが印象的でした。
朝のお勤めの後はお庭の案内をしてくださいます。
案内はご担当されるお坊様それぞれオリジナルのご説明らしく、何回言っても楽しめますね。
その後、国宝である長谷川等伯「楓図」久蔵「桜図」を見せていただけるのですが、宿泊者限定のある手法でより魅力的に見せていただけます。
どんな方法かは……実際にご自身の目でお確かめください!
延暦寺会館
なんと国宝・延暦寺にも宿坊があるんです。
京都市内から離れているので、観光するには一日掛かりですが宿坊に泊まるなら拝観終了時間ギリギリまで拝観できますよね。
こちらでは写経体験もできます。
背筋を伸ばして半紙と墨に向き合う感覚はまさに無、一心になって書きました。
こちらはランチでも精進料理がいただけるのも魅力のひとつです。(要予約)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少しでも宿坊に興味を持っていただければ嬉しいです。
宿坊にはテレビもないところも珍しくありません。
日常の喧騒から離れ、心をゆっくり休めたいときにぜひ!
きっと温かく迎えてくださるはずです。
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