御朱印巡りを楽しんでいらっしゃる皆さま、こんにちは。
さて、御朱印には季節限定のものが存在することをご存じでしょうか?
春夏秋冬の季節のものはもちろん、お正月やひな祭りなどのお節句などの節目に限定御朱印が授与されることが多いんですよ。
今回は私が旅した先でいただいた御朱印から、京都の夏限定の御朱印をご紹介します。
京都の寺社巡り、その前に・・・
京都には清水寺などの有名な寺院がたくさんありますが、期間限定の御朱印を授与している寺社もダントツで多いんですよ。
早速そんな寺社をご紹介していきたいと思いますが、その前に京都の寺社巡りをするときのちょっとしたアドバイスがあります。
せっかく京都に来たのなら、たくさんの寺社を見て回りたいという方も多いはずです。
そんな時、きっとバスや電車を利用するかもしれませんが、観光地の京都では年中混んでいてバスが来ても満員で乗れないなんてこともあります。
そんなときは、レンタル自転車がおすすめです。
京都駅前を始めとして何か所がお店があり、借りたお店以外で返却することも可能です。
渋滞知らずでスイスイ行ける上、路地裏では観光ガイドに載ってない素敵なお店を見つけることも……!
京都の街は碁盤の目状で、初めてでも迷いにくいのでぜひレンタル自転車を利用してみてください。
京都の夏限定御朱印
それでは早速、私が実際に頂いた京都の夏限定御朱印の中から、厳選した4つをご紹介します。
京都大神宮

京都大神宮の御朱印
「一生に一度はお伊勢参り」が江戸時代の人々の夢という時代があり、当時は今のように気軽に旅行ができませんでした。
そんな伊勢参りができない人々のために、明治6年に創建されたのが京都大神宮です。
京都駅から徒歩で2km弱のところにあり、近くには四条河原町駅もあるのでぜひ立ち寄っていただきたい神社のひとつです。
私が京都大神宮訪れたのは8月のお盆の時期で、頂いた季節限定御朱印には線香花火が描かれていました。
そこに書かれたはんなりとした書体と線香花火が、儚くも美しい御朱印です。
また、京都大神宮には季節限定の御朱印の他に、もう一つ注目ポイントがあるんです。
それは巫女さんの「萌えキャラ」です。
その巫女さんのイラストをかたどったスタンプを御朱印に押印してもらうができたり、巫女さんのイラストが描かれた御朱印長もあるので、また違った楽しみ方のできるお寺ですよ。
勝林寺

勝林寺の御朱印
続いてご紹介するのは、京都駅から徒歩で約2kmのところにある、「勝林寺」です。
勝林寺は臨済宗大本山東福寺の塔頭寺院として知られる寺院ですが、初夏のころに境内に生い茂る木々の緑がとても美しく、最近ではその画像がSNSに投稿され話題となっています。
そんな勝林寺の御朱印ですが、特徴的なのは見開きの御朱印です。

勝林寺の御朱印
見開きの御朱印は可愛らしいながらに、迫力がありますね。
また勝林寺では坐禅、写経、写仏などいろんな体験ができます。
その中でも、坐禅とヨガを組み合わせたとても珍しい体験をすることができるそうですよ。
私はヨガしなかったのですが、坐禅を体験してきました。
蝉時雨の中、心をひたすら無にする体験は自分という枠がなくなって空気と一体になるような不思議な体験でした。
ちなみに坐禅というと、棒で叩かれるイメージありますよね?
あれって罰ではなくて、気合いを入れていただくために、こちらからお願いして叩いていただくものなんですよ。
お坊様が目の前にいらしたタイミングで、合掌して一礼すると叩いて下さいます。
坐禅は長時間同じ姿勢を続けるため、血行も滞ります。
お坊様も頑張れの気持ちを持って、打ってくださるとのことです。
宝蔵寺

宝蔵寺の御朱印
続いてご紹介するのは、京都駅から約3kmのところにある「宝蔵寺」です。
宝蔵寺は、先にご紹介した京都大神宮から北に約600mほど行ったところにあります。
この宝蔵寺は江戸時代の天才絵師、伊藤若沖ゆかりのお寺としても有名です。
伊藤若冲の名前を知らなくても、どくろや鶏の絵は見たことがあるのではないでしょうか。
そんなわけで、宝蔵寺の御朱印には若冲の代表作「髑髏図」のどくろが描かれていてとても印象的です。
御朱印にどくろが描かれることはなかなかないので、京都を訪れたらぜひ拝受したい御朱印の一つですね。
実はこのどくろの御朱印はカラーバリエーションがとても多く、季節によって変わるそうです。
伊藤若沖といえば、カラフルな絵画で有名ですもんね。
左側の紺色の御朱印は大文字焼きのイラストも入った、精霊流しのものなんです。
圓徳院

圓徳院の写仏
「圓徳院」は京都駅から北東に約3.2km行ったところにあり、近くにはあの有名な清水寺もあります。
圓徳院は秀吉の妻、ねねが晩年を過ごした地として有名です。
圓徳院には見ごたえのあるとても美しい庭園があるのですが、院の西側にあるねねにちなんだ「ねねの道」と呼ばれる約250mに及ぶ石畳の道もとても美しいので一見の価値があります。
そんな圓徳院では、予約なしで簡単な写経、写仏を行うことができます。
絵心がなく下手で載せるのか悩んだのですが……皆さんに写仏のイメージをお伝えするには実物が一番いいかなと思いまして、実際の写仏をお見せいたします。

圓徳院の写仏
どうです?なかなか描けてると思いませんか。
本堂内にテーブルがあり、そこで写経、写仏を行うのですが、椅子があるので正座が苦手な方も安心して描くことができます。
薄墨で描かれている仏様を筆ペンでなぞるのですが……これがまた難しい!
普段、筆ペンを使わないのもあって思うように線が描けない!
幸い、私は参拝したときは他の参拝客の方がほぼいなかったので集中できました。
夏の暑いさかりでしたが、暑さも気にならないほど集中できた、貴重な体験でした。
なお、このとき頂いた御朱印はこちらです。

圓徳院の食べられる御朱印
カラフルで御朱印なのですが、それと一緒に「食べられる御朱印」を頂きました。
右下の甘いお煎餅のようなお菓子がそれです。
実はこれ落雁なんです!
とっても珍しい食べられる御朱印ということで、もったいない気もしましたが、願いごとを思いつつ美味しくいただきました。
ご紹介した御朱印自体は期間限定ではありませんが、お菓子が賞味期限があるものなのでご紹介させて頂きました。
自転車での京都巡りのマストアイテムはこれ!
冒頭で京都巡りには自転車がおススメ!というお話をしました。
でも盆地である京都の夏の暑さは過酷です。
なので自転車で寺社を巡る場合は、しっかり水分補給をして、塩飴も持ち歩き、辛いときは無理せず休むといった熱中症対策が必須です。
そしてそれらの対策に加えて、実際に夏の京都を旅した私からのオススメ対策をご紹介します。
それは首筋を直射日光にあてないことです。
冷却シートを貼るというのも一つの手ですが、ちょっとした粋な対策として私は手拭いを使いました!
手拭いだと直射日光を防ぎ、汗を吸い取ってくれる上、冷却シートが剝がれるのも防いでくれます。
またすぐ乾くのでお風呂の際やハンカチ代わりにも大活躍です。
京都では限定の柄や、京都の風景を描いた手拭いが数多く売られているので、自分用のお土産を兼ねて買うのはいかがでしょうか?

京都鉄道博物館で購入した手拭
画像の手拭いは、京都駅から西へ約2kmほど行ったところにある「京都鉄道博物館」で販売されている限定品です。
鉄道ファンでなくても楽しめる施設ですので、ぜひお立ち寄り頂きお気に入りの1本を見つけてください。
そして京都の暑い夏を、上手に涼みながら巡ってみてください。
【番外編】え?こんなところでも御朱印?
京都でもらえる限定御朱印をご紹介してきましたが、ここで番外編として予想外のところで頂ける御朱印をご紹介します。
実は御朱印をいただけるのは日本だけではないのをご存じですか?
なんとハワイでも御朱印をいただけるんです!
ハワイオワフ島ホノルルの中心地から少し離れたチャイナタウンの中に、ハワイ・出雲大社(出雲大社ハワイ分院)があるのです。
あの有名な出雲大社がまさかハワイにあるなんて、私も現地に行くまで知りませんでした。
このハワイの出雲大社は、ハワイに移住した日本人によって明治39年に創祀されています。
場所がハワイなだけに、手水舎にペーパータオルが常備されていたり、謎の電飾があったりとアメリカンなちょっと不思議な雰囲気の寺社でした。
そして、お賽銭はもちろんドルです!
また、「四拍手」の古式作法にてお参りするように掲示があるので、もしお参りする際はそれに倣いましょう。
下の画像は、そのハワイ出雲大社で頂いた御朱印です。

ハワイ出雲大社の御朱印
御朱印のALOHA!がハワイ感があってお気に入りです。
私は旅程の都合上、出雲大社しか行けなかったのですが、実はハワイにはたくさんの寺社があったんです。
- ハワイ大神宮
- ホノルル妙法寺
- ハワイ金比羅神社
- ハワイ大宰府天満宮
有名どころだと以上のような寺社がハワイにありますが、いずれも御朱印をいただけるので、ハワイ旅行の際も御朱印帳を忘れずに!
まとめ
京都の夏の旅、いかがでしたでしょうか?
京都は寺社が多すぎてどこから回ればいいかわからない!という方は自分好みの御朱印を授与していただける寺社やその時期限定の御朱印をいただける寺社から、行くのもありです。
ただ、スタンプラリーではないのでしっかり参拝し、寺社の歴史を理解することを忘れないでくださいね。
楽しい御朱印巡りの旅が送れますように!
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